目次
第1部 警句に疑問符を!(「数学は積み重ね」と言われても;「センスが必要だ」と言われても;「レベルが問題だ」と言われても;「本を数多く読め」と言われても;「取捨選択せよ」と言われても ほか)
第2部 幻想に終止符を!(「改革」にまつわる幻想;「合理性」にまつわる幻想;「アメリカと語学教育」にまつわる幻想;「知識と暗記」にまつわる幻想;「虚と美」にまつわる幻想 ほか)
著者等紹介
吉田武[ヨシダタケシ]
京都大学工学博士(数理工学専攻)。数学・物理学を軸に、人類文化の全体的把握を目指して、著述活動を行っている。現在、科学啓蒙の「バリアフリー化」を最終的な目標に据え、音、朗読、点字など複数のメディアを含む統合的な著作『知恵の眼鏡』、及びそれに関連する講演の形を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
3
他人との比較ではなく自身との比較について。内容としては結構納得できるような内容。こういう世の中の見方も面白いと思う。数学成分は少なめ。2019/03/10
きんまぞり
0
「虚数の情緒」から。ところどころ中島義道に似通った匂いを感じる。勝負から「降りる」と表現するところとか。ただこの人は「どうせ死ぬ」という光の入り込む余地のない闇を前提としていない点で、自然体のネガティブといった印象を受ける。一貫してどういうことが言いたいのか、ふんわりと分かったつもりだが、読み閊えた部分も少なくない。なので章ごとの内容をもう少し吟味したい。「虚数の情緒」と一緒に購入するかもしれない本。世間一般の考え方に疑問符をつけるというこの本の性質上、「すました顔で悟ったふりするな」と言われかねないが、2021/10/21
izumone
0
自分としては,最近読んでいる「メンヘラもの」と似たベクトルの本。2018/04/08
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