目次
特集 盛岡と賢治の思い出(盛岡高等農林学校と宮澤賢治;「ポラーノの広場」の競馬場 賢治郊外学のために;タッピング一家と宮沢賢治;宮沢賢治と本多静六の接点―新資料が発見された経緯から;深沢省三・深沢紅子と宮沢賢治の接点)
コラム それぞれの賢治(賢治と嘉内 二人の友情と理想を現在に活かす アザリア記念会;宮沢賢治と『遠野物語』;霧を食べて成長するサルオガセ;宮沢賢治の贈与の問題―狂騒と計算;賢治が愛した南昌山と藤原健次郎―「銀河鉄道の夜」の舞台は南昌山;高師小僧と中等鉱物教科書;賢治との出会い)
宮澤賢治センター研究例会より(宮沢賢治と平泉―「大盗」とは誰か?;賢治の「西域」とは?その地的背景を探る;ウィリアム・モリスから宮沢賢治へ)
フォーラム「賢治学」(“書評”鏑木蓮『賢治の推理手帳1 イーハトーブ探偵 ながれたりげにながれたり』(光文社文庫 二〇一四年五月刊)
宮沢賢治のコンステレーション―『銀河鉄道の夜』の異空間
“神々の火花”としての“ケンタウルスの露”―冨田勲“イーハトーヴ交響曲”が根ざすもの)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マーブル
5
このような本が出版される作家は他にあるだろうか。賢治についての研究に触れていると、いわゆる「学者」だけでなく「素人研究者」ではないか、と思われる人々の存在に気づく。本書へ寄稿している方々の肩書を見ると、その結晶の一つの形ではないか、と感じる。 素人研究者では?と思われる内容のものは、まだまだ研究の途上であったり、裏付けが不足しているような想像の域を出ないものもあるのだが、素人ならではの視点、切り口もありなかなか有意義な読書となった。2018/11/14
大臣ぐサン
2
「宮沢賢治と『遠野物語』」というコラムを読み、佐々木喜善と賢治の関係に関心を持ってくれる人がいることに喜びを覚えた。平地人は喜善をもっと知るべし。2019/05/23
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- 和書
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