収奪文明から環流文明へ―自然と人類が共生する文明をめざして

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486019626
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1036

内容説明

欲望にまみれた現代文明がこのままでは立ち行かないのは誰の目にも明らかである。最悪の事態を招く前に、新たなる文明への転換を提言する。

目次

序章 文明と自然―「環流文明」に寄せて
第1章 科学・技術から未来文明を考える(科学技術はどこで間違えたのか―科学と技術と科学技術の違いから考える;無限のモデルから環流へ―技術、象徴、世界と市場への問い;第二期科学技術文明の胎動)
第2章 枯渇する資源を越えた未来文明(工業文明の崩壊後に、人類はどういう文明で生存できるか―「自然共生文明」の構想と枠組みについて;絶望のアメリカ型収奪文明から希望の環流文明へ)
第3章 精神文化から未来文明を考える(インド的循環のコスモロジーから何を学ぶか―「マンダラ的文明観」からの提言;共有文明―ともにたもつ文明のかたち;自然文明の構築に果たす日本文明の大いなる貢献)
終章 環流文明はプレ文明のルネサンス

著者等紹介

伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
東京大学大学院、Ph.D(科学史)、東京大学名誉教授、麗澤大学客員教授

染谷臣道[ソメヤヨシミチ]
東京大学大学院、文学博士、静岡大学名誉教授、麗澤大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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文明固有の暗い側面と存続課題 自然と決別し増強する文明の収奪性 近代西洋文明の世界的束縛と苦悩 デカルト的機械論的自然像の限界 ベーコン的自然支配思想の過度進行 野外科学軽視と権威主義の危険 成長拡大型文明の資源枯渇問題 ローマクラブ『成長の限界』の現実化 自然中心主義への価値観転換 低炭素・連帯的な地域循環経済 危機回避のための希望の文明モデル 占有権→共有権 インド循環思想と一元多現モデル 日本文化の受動性と虫の視点 共にたもつ共同精神とコモンズ研究 日本の貢献可能性 諸分野統合による文明ルネサンス2025/04/29

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