藻類30億年の自然史―藻類からみる生物進化・地球・環境 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 643p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486017776
  • NDC分類 474
  • Cコード C3045

内容説明

藻類ウォッチング+藻類30億年の歩み+地球環境と藻類。クリーンエネルギー社会の実現に藻類が果たし得る役割は何か。

目次

1部 藻類ウォッチング(藻類とは;原核の藻類:藍藻(=シアノバクテリア)
海藻
微細藻類
ジャジクモ類
すみかと現象)
2部 藻類30億年の歩み(藻類と地球進化・地球環境;生命の誕生・藻類の誕生;酸素発生型光合成―地球環境を変えた生物進化最大のイベント;真核生物の誕生と多様化;真核藻類の誕生;藻類の分類・生活環;藻類の多様化をもたらしたもの;真核生物の風景;陸上への道;藻類をめぐる地球史;プロティストロジー・ルネサンス)

著者等紹介

井上勲[イノウエイサオ]
1950年2月7日生。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了、理学博士。ナタール大学研究員、国立環境研究所客員研究員、筑波大学生物科学系講師、同助教授を経て、筑波大学大学院生命環境科学研究科教授(構造生物科学専攻)。専門、藻類学、植物系統分類学。日本藻類学会賞、日本藻類学会論文賞、アメリカ藻類学会The Luigi Provasoli Award、日本植物学会学会賞特別賞(教育)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mft

6
地衣類から気生藻も興味が出てきて全体像を知ろうと手に取ったが、もはやそんな次元の内容ではなかった。光合成を手に入れた藍藻が最初で、ミトコンドリアを取り込んで誕生した真核生物が藍藻を葉緑体として取り込んで狭義植物が生まれた。いろいろな生物群がそれらの緑藻や紅藻を取り込んだ結果各種藻類になった。これらを語るために葉緑体の膜だのミトコンドリアの構造だのこれが最重要らしい鞭毛の構造だの正直理解しきれないほどの情報が語られる。菌類と動物は近縁(オピストコンタとしてまとめられる)で、それ以外のそこここに藻類が現れる2024/05/28

thinkeroid

1
とうとう完走。2019/03/26

黒胡麻

1
分厚いうえに1ページあたりの情報量も多いので、読むのに時間がかかった。藻類とひとまとめにされているが、実際には緑藻、紅藻、不等毛植物などの各グループはそれぞれ全く別の真核生物に由来し、細胞内構造や葉緑体獲得の進化も様々である。印象に残った点は多々ありすぎてここにはまとめきれない。ただ情報の濃密さと藻類の多様性に圧倒された。2013/06/16

YK

0
サンゴの登場は古生代(化石がある)共生藻は中生代藻類は非光合成組織の割合が植物に比べ少ない 生産量大 世代時間も違う海洋の窒素固定はトリコデスミウム、シネココックスは単細胞の藍藻に飼われて窒素固定古生代と中生代の間はpt絶滅 パンゲアの分裂による

Ashow

0
あまりに分厚く、専門的な内容が多数あったので、流し読み。『藻』という生物を、その分類から生態、歴史にいたるまで多くを解説してあるが、かなり詳しく分厚いので事前知識がないと読むのが辛い一冊。必要なときに必要な部分を読むのが賢明かな。どちらかというと資料集に近いかも。2013/12/30

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