出版社内容情報
世界金融危機を予言し大注目の経済学者がさらなる危機の到来を警告。「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」受賞。全米No.1のビジネス書がついに日本上陸!
震源はいたるところに深く刻み込まれた経済のフォールト・ラインズ(断層線)だ。富裕層/貧困層、輸出国/輸入国、先進国/新興国――世界を分断する「大いなる不均衡」が新たな危機を呼び寄せる。
著者はラグラム・ラジャン氏。アメリカ・シカゴ大学経営大学院教授で、金融危機を発生の3年前に的確に予見したことから、世界中のメディアが注目した経済学者です。本書は金融危機の関連書があふれかえるアメリカで、権威ある「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞した、いま最も注目される経済学者による日本初の単著です。
内容説明
次なる震源は世界中に刻み込まれた経済の断層線(フォールト・ラインズ)だ。未曾有の金融危機を的確に予見した気鋭の経済学者が警告する、さらなる危機の到来。
目次
第1章 金がなければ借りればいい
第2章 輸出による経済成長
第3章 逃げ足の速い外国資本
第4章 脆弱なセーフティネット
第5章 バブルからバブルへ
第6章 金が万物の尺度になったとき
第7章 銀行を賭ける
第8章 金融改革
第9章 アクセスの格差是正
第10章 蜂の寓話ふたたび
著者等紹介
ラジャン,ラグラム[ラジャン,ラグラム][Rajan,Raghuram G.]
米シカゴ大学経営大学院教授。1963年インド・ボーパール生れ。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。金融や銀行論を専門とし、経済成長に金融が果たす役割について研究している。2003年に最年少で国際通貨基金(IMF)のチーフ・エコノミストに就任したほか、インド財務省、世界銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)などの顧問を歴任。06年末より現職に復帰。「世界金融危機を、発生の3年も前に的確に予言した経済学者」として、世界中から大きな注目を浴び続けている
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒。商社勤務を経て翻訳家に。訳文の完成度の高さを評価され第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞
月沢李歌子[ツキサワリカコ]
津田塾大学英文学科卒。外資系金融機関勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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