出版社内容情報
転形問題はマルクスの経済学に仕掛けられた罠である。スラッファの標準商品という着想を使えばこの罠は見破られる。だが、スラッファは一貫して沈黙を守った。その背後の論理とは。
目次
第1章 ボルトキェヴィッチの仕掛けた罠
第2章 スラッファの沈黙
第3章 転形問題の終わり
第4章 置塩理論の再検討
付論 ウィトゲンシュタインとスラッファ
著者等紹介
藤田晋吾[フジタシンゴ]
1941年、石川県生まれ。1964年、金沢大学法文学部哲学科卒。現在、筑波大学哲学思想系教授
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