内容説明
北欧・ドイツ・ロシアの３大国家群の中心に位置する戦争の緩衝地帯に存在し、幾度となく占領が繰り返された小国バルト３国の国家形成から、ソビエトからの独立回復までの歴史的経緯を外交官である著者が公平な視点から著す。
目次
第１章 被支配民族の歴史（戦場としてのバルト地域；帝政ロシア支配と民族意識の芽生え；独立への戦い）
第２章 独立と喪失（独立直後の諸問題；１９３０年代のバルト３国；大戦前夜のバルト三国；第二次世界大戦とソ連）
第３章 喪失から回復へ（スターリン時代；フルシチョフ時代；ブレジネフ時代；ゴルバチョフの登場と独立回復への道）
第４章 新たな出発（占領からの脱却；欧州への回帰）
