内容説明
1987年現在、わが国には14科83属181種14亜種のトンボが生息している。江戸時代の末期、尾張の本草学者であった吉田雀巣庵が蜻蛉譜を著し、65匹のトンボを図説したのがわが国におけるトンボ類図鑑の最初である。その後、トンボを図示解説した図鑑はこれまでにいろいろ発刊されているが、本図説では、生きている姿そのままの生態写真で収録することにした。雌雄で体形や色彩・斑紋の違うもの、成熟するにつれて色彩が極端に変化する種、2通り以上の異なった色彩・斑紋が現われる多型のみられる種についてもできるだけ網羅するように努めた。幼虫も代表的な種の生態写真を載せることにした。
目次
日本列島のトンボ相
カラー生態写真
成虫検索図
幼虫検索図
均翅亜目
ムカシトンボ亜目
不均翅亜目
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