出版社内容情報
経済のグローバル化や情報技術の進歩によって社会はより複雑になっており、生活の全体を理解することはますます難しくなってきています。それにもかかわらず、科学は物事を切り分けて分析することで精一杯で、それらから得られた細かい知見を統合することからはますます遠ざかりつつあります。
ライフデザイン学は、そうした科学の状況を憂い、破片化する知見を一定の価値観の下で総合しようとする試みです。
本書は、現在の世界が進んでいる方向に疑問を呈し、別の方向を模索するいくつかの思想に基づいた1つのモデルの提示です。
読者があるべきライフスタイルを構想する際の参考になれば幸甚です。
目次
第1部 ライフデザインの必要性―今、なぜ「ライフデザイン」なのか(ライフデザインとは何か)
第2部 ライフデザインの時間軸―人の一生という時間を超えて(個人の発達と家族のライフサイクル;人生の転機と通過儀礼;時間の意識)
第3部 ライフデザインの土俵―生活を規定する近代社会を理解する(資本主義社会;貨幣とグローバル化;消費社会;科学技術と情報社会)
第4部 ライフデザインの視点と方向性―4つの豊かさから考える(文化的豊かさのために―生活文化の継承・創造と享受;社会的豊かさのために―コミュニティの再構築;自然的豊かさのために―自然の価値の認識とその保全・保護;内面的豊かさのために―生きがいと生きる意味の獲得)
第5部 ライフデザインの応用―真に豊かな生活の実現を目指して(モノ・場所・景観―総合的な豊かさの媒体;ライフデザインの実践に向けて)
著者等紹介
宮田安彦[ミヤタヤスヒコ]
三重県上野市(現伊賀市)生れ。東京外国語大学英米語学科卒業、英国アルスター大学経営大学院修了、中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程単位取得。現在、大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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