出版社内容情報
身のまわりの生物、工学、スポーツなどの分野などで見られる興味深い流れや気象現象について、今までに得られた流体力学の知識に基づいて平易に解説を行いました。
これから機械工学について学習される方は是非一度ご覧ください。
例えば、
・鳴門の渦潮はどうして生じる?
・変化球が曲がる訳は?
・クジラのバブリング漁法とは?
などの解説を行っています。
内容説明
気象、生物、乗りものからボールの池ポチャまで、その理由を流体力学で解き明かす!
目次
導入編(流体にはどんなものがあるの?;流れの種類にはどんなものがあるの?;水の流れはどうやって見るの?)
基礎編(新幹線はなぜ先がとがっているの?;サメの肌はなぜザラザラしているの?;マグロが速く泳げる理由はなぜなの? ほか)
発展編(コウテイペンギンは飛べないのに、高いところへジャンプできるのはなぜなの?;ガンの群れはカッコよく飛ぶ?;クジラは奇妙な餌の獲り方をするらしいよ! ほか)
著者等紹介
井口学[イグチマナブ]
北海道大学名誉教授
植田芳昭[ウエダヨシアキ]
摂南大学理工学部機械工学科教授
植村知正[ウエムラトモマサ]
関西大学名誉教授
加藤健司[カトウケンジ]
大阪公立大学名誉教授
脇本辰郎[ワキモトタツロウ]
大阪公立大学工学部機械工学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜玄葉潤
1
何となく理解、何となく復習、だから「なんとなく」で終わり2024/10/17
Shinjuro Ogino
0
初心者にも解りやすく面白かった。幾つか紹介。1)今検証実験が行われている船の高速化技術にマイクロバブルによる抵抗低減。2)池に物が落ちる時に聞こえるポチャンの理由が解ったのは2018年。濡れ度の悪いものの場合、水没後に空洞部分が細長くでき、それが壊れた時に音が出る。3)皇帝ペンギンが2m以上の氷上にジャンプできるのは高速に泳げるからだ。それは羽毛中の空気を小さな気泡として放出して抵抗を下げるから。4)ガンの群れがV字状に飛ぶのは、飛行機のウィングレットと同じ原理で、片方の翼の後ろにつくと抵抗が落ちるから。2025/02/28