出版社内容情報
物理、力学、電気、電気磁気学、計測、信号処理などを学ぶうえで、数学の知識は欠かせない。センサや信号処理、高精度な計測分析機器などにおいても、縁の下の力持ちとして数学が深く関わっている。
本書では、理工学分野の数学、計算科学の基本をより深く理解できるよう解説している。実際の応用面では解析解が得られることは少なく、離散的手法による数値計算によって実務に必要な工学解を見出す必要があり、データの解析・比較には統計学的意思決定やデータサイエンスの知識が必要である。可能な限り理工学分野における解を見出せるよう工夫している。
目次
第1章 測定値の統計処理
第2章 数値計算の基礎
第3章 複素数と電気回路
第4章 級数と多項式
第5章 スカラとベクトル
第6章 方程式の数値解法
第7章 行列と逆行列ならびに固有値
第8章 連立方程式の数値解法
第9章 補間と近似式
第10章 数値積分
第11章 数値微分
第12章 常微分方程式
第13章 偏微分方程式
第14章 スペクトル解析
第15章 ラプラス変換と逆変換
第16章 ウェーブレット変換
第17章 不規則雑音の解析と雑音除去
第18章 窓関数
第19章 アフィン変換
付録
著者等紹介
松本聡[マツモトサトシ]
1955年栃木県生まれ。2021年~現在、芝浦工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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