内容説明
災害医療のあり方を問う。正念場は「命の瀬戸際・48時間」―。救急救命活動に献身した医療ボランティアたちのヒューマン・ドキュメント。
目次
序章 「命の四十八時間」が遺したもの
1章 「待ち」の悔恨
2章 現場に入れ
3章 責任体制なき被災地で
4章 これは戦時下だ!
5章 クラッシュ・インジャリー
6章 さまざまな人間、そして人生
7章 医療のバックボーンとは何か
8章 弱者への愛
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
10
◆1995年7月TBSブリタニカ刊。阪神大震災時の神戸徳洲会病院(垂水区)の医師らの活動、系列病院からの支援の様子を描く。徳田虎雄のリーダーシップも賞揚。◆著者はNHK記者・海外支局/総局長を歴任。本書を執筆した経緯は不明。硬直的な行政に対する批判は当然だが、やや大げさな言葉遣いと、未整理な構成にはちょっと辟易。◆昨今の震災でも多発する、高齢者の「震災関連死」。その主要な原因となる劣悪な避難生活と、弱者のケアの重要性を、当時の医療活動の状況を描写しながら繰り返し主張している点は重要であろう。2025/01/21
ぶるー
0
③点。徳洲会の手前味噌。現場にいる方々は頑張っていたのでしょうが・・・。2009/11/13
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