目次
第1章 現代人の始まり―アジアが支配していた世界
第2章 西洋の台頭
第3章 西洋人のインパクト
第4章 ロシア帝国の膨張
第5章 科学革命と産業革命
第6章 アメリカ帝国の拡大
第7章 第一次世界大戦―1914~1918年
第8章 1917年・共産主義―新世界宗教
第9章 東洋における「白禍」―中国と日本の対応
第10章 第2次世界大戦―1939年~1945年
第11章 恐怖による均衡
第12章 アジアの復活
第13章 アフリカの植民地独立
第14章 世界的無秩序の脅威
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新父帰る
2
今から26年前の本。紀元1500年から現代までの約500年間の世界史を概観。勿論、アジア史にも多く言及している。紀元1500年前後はルネッサンスと宗教改革が吹き荒れた時代。そして、大航海時代。著書の中で私が一番印象に残ったのは、ロシアの項だ。曰く「ロシアはトーマス・ペインの『人間の権利』の国ではなく、16世紀の作家トーマス・ホッブスの『リバァイアサン』の国であると。ロシア社会は、安全と秩序が大切。重要なのは、無秩序でなく、飢えがなく、戦争がないこと。ロシアを理解する上で勉強なった。プーチンの来日が近い。2016/11/27