出版社内容情報
ユングの有名なTypologie(気質論)を、個人ではなく世界各国の「国民性」に適用したユニークな論。
とくに今後は日本をはじめとする「内向型」の国民の役割が重要になってくると説く。
目次
第1部 世界諸国の国民性(感覚が主機能の場合;直観が主機能の場合;思考が主機能の場合 ほか)
第2部 内向型国民の優れた特性(内向型と外向型の特徴の違いが生じる生物学的基盤;内向型と外向型の特徴;気質に関わる問題 ほか)
C.G.Jung「心理学的タイプ」の第10章縮訳(序文;外向型;内向型)
著者等紹介
山口實[ヤマグチミノル]
1932年東京に生まれる。1959年より67年までスイスのフリブール大学に留学。アリストテレスの形而上学、西洋中世の形而上学を学ぶとともに、近世・現代諸哲学を、特に近世・現代哲学と数理論理学の分野で世界的に著名なJoseph M.Bochensky教授から学ぶ。博士論文では、ローザンヌ大学・東西比較思想のConstantin Regamey教授の指導のもとに、ベルグソンと禅の直観の比較研究を行い、東洋と西洋思考の基本的相違を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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