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出版社内容情報
雑誌『ペン』2015年4月1日号「若冲を見よ」特集の書籍化。若冲生誕300年を記念して開催される、2016年4月22日‾5月24日東京都美術館「若冲展」にタイミングを合わせて刊行、必ず押さえておきたい、「若冲」本の決定版ともいうべき1冊。
目次
幻の名作『孔雀鳳凰図』が83年ぶりに出現。
傑作に満ち満ちる、生命力と美しさを堪能したい。(日本美術の至宝、『動植綏絵』と『釈迦三尊像』。;代表作に秘められた、画家の意図を読み解く。)
豊かな色彩や表現を求めて、果敢に新しい技法に挑戦。(修理・調査でわかった、驚異的な技法と試み。;拓版画/多色摺り;枡目描き;筋目描き)
謎多き絵師、その人を知れば作品がもっと奥深い。(京都のセレブが隠居して、絵師となった。;天才絵師の精神を支えた、2人のキーパーソン;「若冲ワールド」をひもとく鍵は仏教にあった。;影響がうかがえる、江戸中期の絵師たち。;18世紀の京都が、偉才・奇才を輩出した背景。)
若冲に魅了され、若冲に影響を受けた人たちの視点。(若冲を最も愛する男、ジョー・プライスの願い。;コピーとの比較で明らかになる、圧倒的画力。;俳優・井浦新が語る、「若冲を視る」ということ。;クリエイターも夢中、私の愛する作品たち。)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オレンジメイツ
19
「図書館本」若冲の絵の色づかいやタッチの細かさは惚れ惚れする。大典顕常、売茶翁の支えが若冲の絵を進化させた。本で眺めてもこんなに惹かれるんだもの。生で見たいなぁ。2021/01/23
あろは祭り
12
「千載具眼の徒を竢つ」まさにこの言葉通り時代が追いついてきた天才絵師 若冲。その生誕300年を記念し、今春 東京都美術館で選りすぐりの代表作が一堂に会したのに…、あ~っ、行けなかった、行きたかったよ~。だから本書を鑑賞し、せめてもの心の慰めにしたよ。それに この前、京都市美術館と錦市場ナイトミュージアムを、手をつないで巡れたから とても素敵だったね。紅葉のころ、また京都市美術館へ一緒に行こう、じゅんじゅわ~♪2016/10/07
かわうそ
12
若冲!もう本当にたくさんの書籍が出ているが、どれを何度見てもその作品の魅力が尽きることが無い。(この本の中では、見たことのない鯉の絵があって、ちょっと嬉しかった。)若冲は魚や鶏、虫や花などは目に見えるものを驚くほどよく観察して描いている。しかし像や鯨、そして龍や白鳳などはどうやって描いたのだろうか?観察できないものをここまで詳細に描く。想像を超えている。「美」そして「技」の集積。緻密、圧倒的な画力。本人が死してなお、この長い年月の間に輝きを放ち続ける作品群。憧れる。「素麺大好き!」という人間臭さも良い。2016/06/23
とある内科医
9
図書館より。 先日読んだアート本で、初めて若冲の鶏をみて心が震えた。目が離せない。2021/09/16
nyanlay
3
個人的理由で若冲を避けてました。でもとってももったいないことだった。作品自体を観る機会はもうないかもしれないけど、こうやって作品集などで触れていきたい。2024/11/04