甲子園を目指した少女―あゆみ続ける野球道、夢ある限り努力は無限

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甲子園を目指した少女―あゆみ続ける野球道、夢ある限り努力は無限

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801906686
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0076

内容説明

「私、甲子園に出場したい!」幼い頃から抱き続けてきた夢を追いかけて、少女は名門・熊本商業硬式野球部に進んだ―。常に笑顔と元気で困難に立ち向かい、道なき道を開拓してきた女子野球界の先駆者の野球人生には、努力と工夫、勇気と冒険、そして何より、たくさんの夢が詰まっている―。

目次

序章 私、一生ユニフォームを脱がない
第1章 野球少女の誕生―キラキラ輝いて見えた甲子園
第2章 念願の初甲子園―私やっぱり高校球児になりたい
第3章 晴れて“高校球児”に―野球人生で初の“背番号なし”
第4章 最後の夏―高校野球か日本代表かの選択
第5章 慣れない新天地―無我夢中で走り続けた日々
第6章 監督就任―私がつぶれたらチームがなくなってしまう
第7章 “野球人”と“野球の神様”―全国の野球少年少女たちへ
終章 甲子園へのラブレター

著者等紹介

片岡安祐美[カタオカアユミ]
1986年生。熊本県熊本市出身。小学校低学年より野球を始め、甲子園出場を夢見て熊本商業硬式野球部に進む。高校時代は女子野球日本代表に3年連続で選出されて世界選手権に出場し、優勝2回、準優勝1回を飾る。その後萩本欽一監督が率いる茨城ゴールデンゴールズに入団し、全日本クラブ野球選手権で連覇に貢献。2010年、24歳の若さでクラブ野球史上初の女性監督に就任し、のちに選手権優勝の快挙を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょーくん@本棚再編中

42
★★★★★★☆☆☆☆彼女にしか書けないエッセイでした。先駆者・開拓者として邁進していく彼女を応援していきたいですね。2016/04/17

小木ハム

15
″欽ちゃん球団″こと茨城ゴールデンゴールズを継承した片岡安裕美選手兼監督の半生を綴る自伝。本当にご両親も本人も野球好きなんだなというのがよく伝わる。これだけ野球漬けの毎日を送ってきたのに、高校で男子の中に混ざるとビリ、というのが儚い(ただ身長150前半は女性の中でも小柄な方だ)。高校野球で選手登録できない理由は『性差により、本来男女別で行うべき競技だから』(この理屈だと小、中、大学、プロが男女混合OKの現状に合わないけど。。)であり競技人口さえ整えば女子硬式野球で甲子園を目指す未来は十分ありうると思う。2019/12/09

こも 旧柏バカ一代

15
茨城ゴールデンゴールズで監督をしていた人の話。 後半は試合の流れを詳細に書かれていて面白かった。 全体的に野球が好きなんだなとヒシヒシと感じられた。小学生の時はレギュラー、中学生の時も何だかんだと試合に出れてたが、高校は女性というだけで公式戦には一切出れない。むしろ日本代表の試合には出れてた。何故だ?理由は?本当に不思議な国だよ日本の高校野球。高野連と新聞社が変わらないと何も変わらない。2019/09/05

渡辺 にゃん太郎

3
野球少女としての日々や女性野球監督しての奮闘など、片岡さんにしか書けないことがたくさん書かれていて興味深かった。最後には野球をやりたい女の子や周りの受け止め方に対するアドバイスがあったが、ここまで読んできた人たちにはとても納得できるものだったし、親目線では野球を通して人格形成の一助にしたいと心から思うような内容になっていた。茨城GGは今も活動していて女子野球チームも持っているようだが、HPの情報は少なく、現状が掴めなかった。片岡さんが甲子園で野球ができているといいなあ。2024/11/17

ますぞう

2
野球、特に甲子園に魅了された熊本の女の子が甲子園を目指し奮闘する自伝。父との特訓、特別扱いされることを何よりも嫌い、規定で参加できないと知りつつ好転を信じて仲間(男子)と白球を追う。選手がダメなら監督で!と諦めずに前を向く。そんな一途な夢が欽ちゃんに届き、今では監督に。プロ野球はOKなのに高校野球だけNO…確かに危険だろうけど、門は閉じないでほしいなぁ。でも、片岡さんのような野球女子の願いが通じ、この夏、女子高校野球の決勝が8月22日に初めて甲子園で行われるそうだ。青空と浜風の中でプレーできるといいな。2021/07/11

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