内容説明
『フランスの子どもは夜泣きをしない』の著者による「フランス式子育て“実践編”」。フランス人は赤ちゃん言葉を使わない。フランスの子どもはレストランでさわがない。フランスの子どもは野菜好き。それはなぜ?目から鱗の子育て本!
目次
第1章 妊婦の心得
第2章 赤ちゃんは天才
第3章 赤ちゃんと睡眠
第4章 赤ちゃんはグルメ
第5章 「すぐに」はよくない
第6章 ちょっと待つ
第7章 子どもも、私も自由!
第8章 女性でいるように努力する
第9章 夫婦関係を見出す
第10章 「ダメ」とはっきり言う
著者等紹介
ドラッカーマン,パメラ[ドラッカーマン,パメラ] [Druckerman,Pamela]
コロンビア大学大学院修了。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の外国特派員として、サンパウロ、ブエノスアイレス、エルサレム、パリに駐在経験をもつ。パリ在住
鳥取絹子[トットリキヌコ]
翻訳家、ジャーナリスト。お茶の水女子大学卒業後、出版社勤務を経て、1972~74年パリ滞在。帰国後、翻訳家およびジャーナリストとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツキノ
15
積読本-49『フランスの子どもは夜泣きをしない』の実践版。前作を読まずとも(わたしは読んでない)こちらを読めばいい。インパクトあったのが食について、必ずひと口は味見する、ってのはうちでもルール化すればよかった(いまもそう言うんだけれど拒否する息子)。食を楽しもうとする考え方も全然違うんだな~と感心した。保育園でも前菜から出すって…そうか、うちも朝食にサラダを出しても食べないからまず先に出そうかな。すべて真似する必要はないけれど(「はじめに」にも書かれているように)エッセンスを取り入れるのはアリだと思う。2015/05/18
Taka
12
愛し合った中でも見られたくないものはあるから、妊婦の足元には立たないこと。等フランス人の大切な相手でも踏み込ませないラインがあるの素敵。赤ちゃんは何もできない無力な存在だとは考えていないフランス人。敬意を持って接するべきだと。うまくいかなくても気にせず。子供に合わせるのが当然ではなく、ルールは親が決めて従わせる約束を果たした上できちんとした人として子供たちを扱う。自分でコントロールできる力を持つことが子供の幸せにもなると信じている。そして自分も人生を生きる。信じる心と自己を持っているからふりまわされない2023/03/09
Taka
11
天使が来たので再読。子育てに正解はない。自分の人生を自信を持って大事に生きたい。それは自己中心的ではなく、理性からくる線引きで可能なのかも?でもあっているかどうか不安になるのだろうな。とにかく正解不正解はわからないけど、抱き癖や帝王切開のように迷信めいたことで否定されているものもあるはず。赤ちゃんを赤ちゃんである人として接する為には?赤ちゃんにも本当のことを話し、礼儀正しく。ぐずるのがお仕事だから、ちょっとだけ様子を見てみるのは育児放棄ではない。もっと色んな考え方を今のうちにインプットしたい2024/10/23
ヒロユキ
9
半信半疑で読んでみたら目からうろこだった 赤ちゃん言葉を使わない、できるだけ大人と同じものを食べさせる、子供のわがままには毅然とした態度で応じる… 一見厳しく見えるかもしれないが、これらはすべて赤ちゃん(子供)にも大人と同じ人権があるとフランス人は考えているからだと聞いて合点した 将来もし子供を持つことがあったらもう一度読み返したい2023/02/13
織川 希
9
★★★☆☆ フランス流子育てのコツ集。本書はアメリカ人の著者がフランス人の子育ての感銘を受けた部分を中心に、フランス流の子育てのやり方を教えてくれる。アメリカでは子供の夜泣きや癇癪など、子供の行動に振り回されて子供中心の生活を送る人が多いようだが、毅然とした態度を取るフランス流の子育てで、親も子も健やかに生活できるというのが大きな背景。日本はアメリカほどに子供のわがままを許すような文化はないかもしれないものの、フランスの生き方はどこか落ち着いていておしゃれに映る。日本人としても参考にしたいものがある。2023/01/31