内容説明
値上げは、技術。あなたにも、できる。値下げ圧力、過当競争、外部環境の変化…それでも値段のしくみを知り、条件を整え、勇気を持って踏み切れば、会社も従業員も取引先もお客さんも幸せになれる!
目次
第1章 どうして値上げが必要か
第2章 値下げの麻薬にはまっていませんか
第3章 人はなぜ値上げに抵抗があるのか
第4章 値段のメカニズムを知る
第5章 中小企業が実践できる値上げの技術
第6章 値上げのための心構え
著者等紹介
辻井啓作[ツジイケイサク]
有限会社ともえ産業情報取締役社長。1969年京都府生まれ。立命館大学法学部卒業後、大和証券、東京都中小企業振興公社を経て、中小企業診断士として活動した後に、社会調査、市場調査事業を行う同社を設立。2013年3月、専修大学大学院商学研究科博士課程を単位取得退学。2011年度より千葉商科大学商経学部で非常勤講師として「流通経済論」等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q
8
リミテッドにて。 ●利益はあとからついてこない ●気に入っているお客様は少しくらい値段の差は気にしない ●普段から値下げして販売する業界では値引きしないのも値上げの一つ ●こちらよりものを知っている相手には値上げできない ●値上げができるのはカネと手間がかかっていそうか ●自分なら買うかという観点はいれない ●値段はまずは堂々と。相手が高いと反応した時だけ説明 ●ほんとに必要なのは勇気 ●1割の値上げ→営業利益2倍 ▷利益はあとからついてこないのは、確かにそーだなと思った。2019/07/28
芸術家くーまん843
5
インフレ+増税の時代はサラリーマンより経営者が圧倒的に有利だがそれは「インフレ+増税分を価格に転嫁できた場合」に限る。もし値上げに失敗したら売上減少あるいはコスト高による収益の悪化が襲ってくる。この大事な時期に値上げを成功させるためのとっておきのマニュアル。扱う商品が大量生産品であってもきっと値上げのヒントが得られる増税前に読みたい一冊。2014/03/06
yahiro
2
"繰り返しになりますが、値上げをするには、お客さんにとって「値段がわからない」商品・サービスであることが重要です。ただし、単に値段がわからないだけでなく、値上げされても納得するだけの価値も必要です。 要するに、「何か違う価値があるから、この商品の値段は今までの商品と同じ基準で比べることができず、値段がわからない」という状況を作り出すのです。"2015/07/31
Yoritoku Nakagawa
0
最終結論が「勇気」であるのは納得できるし、そこに至るまでの論理展開も実践的で納得できるものである。2014/05/28
mrbeats197912
0
不況の時代に単価を下げても売上個数は上がらない。自社商品の価値に信念を持ち、相手を選んで高く売ろう。◼︎メモ◼︎1割の値上げで営業利益は2倍になる(販売個数が変わらない場合)◼︎自分の扱う商品に自信がないと、値引きで相手に媚びるしかなくなる◼︎プライスリーダーは価格を決める力を持っている◼︎商品力=商品の価値(機能or情緒)÷商品の価格◼︎商品力を高めるには、商品の価値を高く感じてもらい、割安に感じてもらう◼︎値上げするために最も重要な事は「値上げできる相手を選ぶ」こと2014/05/05