カスタマイズ―“特注”をビジネスにする新戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484141183
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

内容説明

大量生産から、低コストの「特注量産」時代へ。20代でベンチャーを立ち上げ、素材も味も栄養も自分好みに作れる「オーダーメイドのシリアルバー」で成功した起業家が綴る、21世紀のものづくり革命!

目次

第1部 カスタマイズ大国へ(二一世紀のカスタム革命;大量生産の終焉―アメリカはカスタマイズ大国になった;カスタム世代―二一世紀の消費者がなんでもカスタマイズしたがる理由;選択肢のパラドックス;メイド・イン・YOU.S.A.―カスタマイズ企業は顧客のいる国で製造する;商業の未来―いつでも、どこでも、なんでもカスタマイズ)
第2部 カスタマイズ企業を目指せ(CIYビジネスを立ち上げる;既存の事業にCIYを加える;カスタマイゼーションの七つの教訓;マーケティングをカスタマイズする;CIYビジネスを成長させ続ける)

著者等紹介

フリン,アンソニー[フリン,アンソニー] [Flynn,Anthony]
2006年に南カリフォルニア大学経営学科を卒業後、シリアルバーをカスタム製造する世界初の会社「ユーバー(YouBar)」を、母、エイヴァ・バイスと共同でロサンゼルスに設立する。以来「ユーバー」を、数億ドル単位の年商を上げるまでに成長させてきた。「ユーバー」やカスタマイゼーションについて頻繁に取材を受け、『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ウィメンズ・ヘルス』誌、「グッドモーニング・アメリカ」などのテレビ番組、NPR「マーケットプレイス」などのラジオ番組で取り上げられた

ヴェンキャット,エミリー・フリン[ヴェンキャット,エミリーフリン] [Vencat,Emily Flynn]
コロンビア大学英文学科を卒業後、2002年にロンドンに移住し、『ニューズウィーク』誌でジャーナリストとしてのキャリアを踏み出す。同誌ロンドン支局の特派員として5年間にわたって世界経済動向を追い、2006年に同誌のビジネスライターとなってからは、2年間でカバーストーリー5本を含む、100本以上の記事を書く。その後、AP通信記者となり、2008年の世界金融危機をレポート。『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』紙、『USAトゥデイ』紙など世界の各紙に署名記事が載る

和田美樹[ワダミキ]
東京生まれ。1987年より米国在住。長年の輸出入販売会社勤務を経て、幅広い分野の出版・映画翻訳に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

12
カスタマイズ、所謂、特注が大量生産と張り合える時代になっていたのは驚きだ。2014/12/29

くさてる

11
面白かった。単一商品の大量生産を消費することから自分に合わせたオーダーメイドの品物を注文するかたちへ、消費者の流れが変わってきていることを豊富な実例を基に解説した本。舞台はアメリカではありますが、日本でも十分に納得できる内容になっていると思います。これから起業をしようというひとへ懇切丁寧なHOWTOもあり、ビジネス書ではありますが、純粋に「ひとがものを買う」という行動に興味がある人ならば楽しめる内容だと思います。2015/03/21

Yasomi Mori

4
アメリカの製造業界ではインターネットと3Dプリンタの普及を背景に、「オーダーメイド」製品が安価に提供できるようになり、コモディティ化の流れから脱する新戦略が生まれている。本書ではそれを「カスタム革命」と呼ぶ。ポイントはフルオーダーメイドにはせず、ある程度のベースデザインを見本品として提案すること。顧客の選択時の負荷を軽減できることに加えて、製造コストの抑制に効果あり。ZARAがカスタマイゼーション企業の一例に挙げられているあたりも面白い。2019/11/19

レーモン

4
選択肢が多いことは嬉しいことですが、反対に雑に多いと購買意欲を削ぐことになります。そのため、選択肢を最適に見られるように工夫することで価値創造は可能ということでした。読んでいて、こういうサービスがあったらとか、こんなサービスがもうあるのかと驚きながら読むことができました。一消費者として楽しんで買い物するシーンを想像でき、カスタマイズは流行るわけだと机上ですが感じました。2015/01/15

ishicoro

3
アメリカとヨーロッパではカスタマイズ企業が急速に成長している一方、なぜアジアで同じ流れが盛り上がらないのかを考えさせられる内容。右に倣えの国民性な日本でこういうモデルがいつどの程度流行るのか、カスタマイゼーションの自由度を控えめにするなど違った味付けがいるのかなと思うのでした。商品群がTシャツなどの衣類や食料品などに偏っているのも商品の製造リードタイムなんかを考える仕方ないのかなと思う一方、サプライチェーンの改善や3Dプリンタでの大量生産などが実現すると新しい展開があるのかなと可能性を感じる内容でした。2015/02/04

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