内容説明
預言者ムハンマドやコーランなどの基礎知識から、建築、アート、科学、音楽に至るイスラム文化を徹底解説。さらに、知られざる現地ムスリムの日常にも密着。世界13億人の心を支えるイスラムの魅力に迫る。
目次
イスラムを知る(これだけは知りたい、イスラムの基礎知識。;永き信仰に守られた、大いなる3つの聖地。;世界宗教の礎を築いた、預言者の伝説。 ほか)
イスラムの建築と文化(世界で最もロマンティックな建築を巡ろう。;聖なる祈りが生んだ、壮麗な建築物。;イスラム圏のアートは、「装飾」から発展した。 ほか)
ムスリムたちの日常(現地ムスリムの、知られざる日常に密着!;現代アメリカを牽引する、3人のムスリム;時とともに変化、模索する女性のあり方。 ほか)
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にんげんの旅本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
43
京都国立近代博物館で開催されている「トルコ至宝展」に行ってきた。イスラムの世界をもっと知りたくなって読んでみた。イスラムの歴史、建築、文化、アート、音楽、日常生活などカラー写真や図をふんだんに使用しながら解説。人や動物を描くべきではないという宗教上のルールがあり、モスクなどには植物、幾何学図形、文字を用いた装飾のみが使われていることを初めて知った。東洋と西洋の接点でもあるイスラムの世界は、新鮮さと驚きの連続だった。不思議な魅力を湛えた本。2019/07/29
Koning
16
ざっくりとイスラーム界隈のキーワードを紹介しただけでなく、サウディ、トルコ、パキスタン、アメリカのムスリムの暮らしを紹介しているところはその多様性を気付いてないひとにはとてもいい参考になるんじゃないか?とおもう。写真も奇麗だしpenって意外と侮れないね。と、再認識.2013/06/15
ikatin
10
(図書館)初級入門編。教義については最低限の説明で、モスクの構造の意味合いや芸術的側面、ムスリムの日常なども簡単に紹介されておりとっかかりとしては有益であった。次は少しランクを上げるか。2013/08/11
とんかつラバー
8
日本人はクリスマスなどでキリスト教のイメージは身近だが、世界最大の宗教となるイスラム教はあまり知らない。大まかな歴史や戒律、ムスリムの暮らしなど。偶像崇拝禁止なので絵画の紹介が多かったキリスト教と違って建築の紹介中心。2021/10/03
Inzaghico (Etsuko Oshita)
5
個人的には、イスラム教よりもイスラム文化に興味がある。建築、美術などなど。イランの「ラスター彩」なる焼き物が、海を渡って日本の多治見で制作されているというのを職場で教えてもらって驚いた。この本では思いっきり「現在はスペインでのみ制作」って書いてあるけれど、日本の多治見を忘れては困る(笑)。宮廷画家が意外と艶めかしい絵画を遺しているのにも驚いた。 2018/06/24