内容説明
俳優やAV女優、日本の財界人から世界のトップ企業までもがアカウントを開設し、新たなマーケティング・ツールとして世界的な注目を集める微博。中国人の「本音」が溢れるこのメディアは、揺れ動く中国社会を映し出し、言論統制のあるこの国で巨大な論壇となった。「微博革命」の期待も高まるが、果たして―。歌舞伎町案内人と新浪東京特派員が描き出す、中国最強のメディア「微博」の真実。
目次
第1章 微博とはいったい何か―中国最強のメディアへ(世界が「微博」を知った日;微博は「中国版ツイッター」ではない ほか)
第2章 中国の「今」は微博にあり―微博の社会的影響力(レディ・ガガに迫る「微博の女王」;なぜ姚晨は支持されるのか ほか)
第3章 微博マーケティングの可能性―微博の経済的影響力(新たなマーケティング・ツール;先駆者はアパレルブランド「凡客誠品」 ほか)
第4章 微博の描く中国の未来―微博の政治的影響力(日本と中国のネット言論の違い;韓寒と微博と白熱する議論 ほか)
著者等紹介
李小牧[リーシャム]
1960年、中国湖南省長沙市生まれ。バレエダンサー、文芸紙記者、貿易会社員などを経て88年にデザインを学ぶ私費留学生として来日。新宿・歌舞伎町に魅せられ、「歌舞伎町案内人」として活動し始める。2002年のデビュー作『歌舞伎町案内人』(角川書店)はベストセラーとなった。レストラン「湖南菜館」プロデューサーとしても活躍。週刊誌「ニューズウィーク日本版」や香港の「明報」紙などに連載を持つ
蔡成平[ツァイチェンピン]
1984年、中国山東省生まれ。2008年、大学教員の職を辞めて来日。早稲田大学大学院で学ぶ傍ら、新浪東京特派員を務める。朝日新聞中文網(中国語ニュースサイト)や「日本新華僑報」紙に連載を持ち、中国「南方週末」紙、英「ファイナンシャルタイムズ」中国語版などにも寄稿。中国中央電視台(CCTV)、大連テレビ(DLTV)などで特約コメンテーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ujiro21
ハザマー
東京には空がないというけれど・・・
八子
Shuhei Amaya