内容説明
15世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として古典復興を標榜した一大ムーブメント、ルネサンス。西欧社会の文化史と精神史を一変させた、ルネサンスという概念とは何なのか?無限の広がりを見せたこの時代の、歴史と芸術のすべての“現象”を徹底分析。
目次
ルネサンスが興った理由とは、何だったのか。(神中心の中世から人間中心の近代への転換。;芸術家たちを後押しした、“第3のパトロン” ほか)
芸術のあり方を変えた、巨匠たちの功績。(芸術のあり方を変えた、3大巨匠たち。;“プロト・ルネサンス”ルネサンスを予兆する、重要作家たち。 ほか)
ルネサンスを生んだ街の美術館。(フィレンツェ 覇権を握った街に、ルネサンスという花が開いた。;ベネチア 海の都を燦然と輝かせた、東西文化の交差点。 ほか)
ルネサンスと人々の暮らし。(レオナルドの手稿に見る、科学への眼差し。;お洒落に目覚めた人々が、個性を競った時代。 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
60
ルネサンスの(特に絵画)ざっくりとした入門書。レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリなど有名どころが紹介されている。師匠ヴェロッキオの『キリストの洗礼』で左下の天使や背景の風景はレオナルドの実質的デビュー作と。弟子のほうが上手いのが見てとれる。 また、ブリューゲルの絵から以後に与えた影響の大きさが伺える。2018/09/27
MIE
7
近所の図書館になくてわざわざ違う図書館から取り寄せてもらったんだけど、持ってた。2016/03/12
Himiko
6
昨年秋に無謀にもイギリスの大学のオンライン、大人の教養コースでルネサンス美術史を学ぼうと登録したが、家や家族の事情でほとんど勉強できなかった時期に、購入した本。コースの内容を補充する形で、ルネサンスを改めて理解できた。とても分かりやすく、写真、図も豊富。満足の一冊。2024/05/19
takakomama
3
雑誌PENの記事の書籍化。図版が多く、説明がわかりやすい入門書。イタリアや北方、ベネチア派のルネサンスの流れを復習したくて、再読。2023/05/31
こっしゃん
1
20231217読了。⭐️⭐️⭐️⭐️☆。何かはわからなかったけど、勉強にはなった。2023/12/17
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