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PAPA&CAPA―ヘミングウェイとキャパの17年

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  • サイズ A5判/ページ数 145p/高さ 17X20cm
  • 商品コード 9784484112084
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0023

内容説明

写真が語る知られざる友情の軌跡。2人は戦時下のマドリッドで出会い、共に呑み、笑い、戦い、喧嘩した!文豪と戦争写真家の“精神的養子縁組”の記録。

目次

キャパ、サンヴァレーへ行く
ヘミングウェイが愛した、もうひとつの約束の地
写真主任技師が目撃した『ライフ』撮影裏話
映画『誰がために鐘は鳴る』をめぐって
ホテル・フロリダでの出会い
決戦前夜、酒とポーカーと愛欲のロンドン
その時、キャパの手は震えてなんかいなかった!
ヘミングウェイ、パリ解放の英雄になる
キャパ、パパの不倫騒動に介入する
ふたりの文豪に愛された写真家、戦場に死すまだ見ぬヘミングウェイの写真が、きっとある。

著者等紹介

山口淳[ヤマグチジュン]
1960年神戸生まれ。大学在学中から雑誌の編集に携わり、卒業後はファッション誌、旅行誌、モノ雑誌などでフリーのエディター、ライター及びディレクターとして活動後、ライター専業に。とくにメンズ服飾とプロダクト全般を得意としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

74
ヘミングウェイ研究者による、文豪と写真家キャパとの交流を中心に描くミニ評伝つき写真集。読みやすそうなものをと適当に棚から選んだ。正直、この作家と写真家の両方ともこれまであまり興味がなかったため、初めて知るようなことばかりだった。パパと言われマスコミ受けする作家の実情など。仲が良かったが何度も喧嘩もあった二人と時代。代表的なキャパの写真なども収録されている。2019/04/14

DIVERmope

3
横浜美術館にて開催されている「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー展」にあわせて読破。ヘミングウェイとキャパのどちらも好きな自分としては、本書は実に美味しいものであった。パパとキャパの人間関係を軸に据えながら写真を見ると、撮影に至るまでの物語が頭に浮かんでくる。特にキャパの写真は、その時や空気をパチっと切り取ったような印象が強く、それは生命や時間の流れ、音まで感じさせてくれるので、尚更感性を刺激する。二三項にある、こぼれた酒を拭うヘミングウェイが楽しそうで、なにより・・・。2013/03/14

きよ

3
ヘミングウェイは、彼以降の作家で影響を受けていない人はいないと言われる程、アメリカ文学史では重要な人らしいです。ボクは芸術家の最高傑作はその人の人生だと常々思っているので、気に入った人が見つかると、その人自身についての本が読みたくなるわけです。ヘミングウェイもかなり味のある人で、作家でありながら狩猟、釣り、ボクシング、酒、女を会いしたマッチョマン。なかなかワイルドです。その彼と親交が深かった写真家キャパとの関係と写真の本です。こういうのを読むと作品を読むのがもっと楽しくなるんですわ。2011/05/29

はなまり

2
パパ・ヘミングウェイから見たキャパは、また違った姿があり、ますます知りたくなる。キャパの写真の中のヘミングウェイはあたたかな眼をしていて、なんだか安心します。2018/10/22

きよ

2
ヘミングウェイの本を読んだので、ちょっと気になって再読しました。いやぁ、かっこいい。"A lost generation" という堕落した世代と言われながらも、釣り、狩り、女、ボクシングに没頭するマッチョなアウトドア派文豪のヘミングウェイと、酒と女とギャンブルが大好きで、戦場写真家として自分の命を賭け続け、最後には戦場で散っていくキャパ。ご両方とも男前過ぎです。ダンディズムの教科書としてお部屋に飾っております。押忍!2012/05/02

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