内容説明
言いたいことがなかなか言えない、他人に頼み事をできない、嫌なことでも断れない、そして、いつの間にか相手に言いくるめられてしまう…。そんな苦い思いを、いつまでも続けていくつもりですか?大声で叫んだり、相手を攻撃したりする必要はありません。穏やかに、それとなく、感じよく、それでいて明快に自己主張するヒントが、ここにあります。
目次
第1章 王のような態度(無言の会話;自信をもって座り、立ち、歩く ほか)
第2章 強い意志(自分を後回しにしない;何も言わなければ、何も得られない ほか)
第3章 感じのよい「ノー」(「ノー」と言うのは難しい;ロバにならない ほか)
第4章 感じのよい粘り強さ(くり返すことの大切さ;ビジネスでは粘るのは当たり前 ほか)
第5章 揺るぎない自信(自信のなさは頭の中で生まれる;内なる批評家の引き起こすもの ほか)
著者等紹介
ベルクハン,バルバラ[ベルクハン,バルバラ][Berckhan,Barbara]
1957年生まれ。ハンブルク大学で教育学と心理学を専攻。20年以上にわたりコミュニケーションのトレーナーとして活躍している。自信を持って、人とうまく気持ちを通わせることのできるコミュニケーション術を提唱
小川捷子[オガワショウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅわ
34
【図書館】ドイツのコミュニケーショントレーナーさんによる『ムカつく…』シリーズ第二弾です。今回のテーマは“穏やかな自己主張”です。王様のような余裕ある態度で、時には強い意志をもって…効率よく周囲にお願いをして、そして断るべき時は“感じ良く”ノーを言う…そんな方法を伝授してくれる一冊です。自分はノーと言っておいて、次の章では「断られたあとの粘り方」なんて解説しているので笑ってしまいましたが…それぐらいのバイタリティがあったほうが良いのかもしれませんね。2014/09/05
しろはは
12
ムカつく相手がいるわけではないのですが、なんだか面白そうだったので図書館で借りました。自分に必要ない勧誘の断り方など参考になりました。2014/08/07
Artemis
6
日本人だから、はっきりとものを伝えるよりは婉曲的な表現を使って、意図を汲んでもらう文化って根付いていると思う。それは、プライベートに限らずビジネスでもはっきり伝えることって以外と少ない。そしてそのために生じる誤解は少なくない。失礼になる必要はないけど、的確に効率的に仕事をするためにははっきりと相手に伝えるって大事。意図が伝われば変に誤解が生まれて気まずい思いもしなくて済むし、むしろ気持ちよく仕事できるかもしれない。何よりいいたいことをきちんといえば自分の気持ちがとても軽く入られる気がする。2017/03/25
かっちゃん
6
スキル、テクニックのようなところは参考になりました。ただ例が女性的、外国的でしっくりこなかったかな。良い本です。2014/07/17
えがお
5
( ´∀`)bグッ!よかった。ナメられないように、偉ぶらなくていいからまずは王様のように毅然・堂々とした態度と表情、心の余裕を持つ。そのうえで静かに卑屈にならず、短いセンテンスで、静かにはっきり要求を伝える。失礼な態度には静かにはっきりそれを伝え、自分の領域に入ってくる人には静かに保護シールドを築く。前作同様、過激なタイトルだけど、その手法は穏やかで再現性が高い。仕事に今日から応用したいと思える。前作より手法シンプルでポイントは少なくより短時間で読めると思う。オススメ。2015/02/11