内容説明
収入が伸びない、仕事が見つからない、結婚できない、子どもを持てない…「35歳問題」に苦しむ団塊ジュニアを救わなければニッポンは崩壊する!大反響を呼んだ「NHKスペシャル」に紹介しきれなかった内容を大幅追加。
目次
第1章 なぜ“35歳”なのか(“35歳”が20年後の日本を左右する)
第2章 35歳の現実(崩れ始めた“普通”の暮らし;主婦が働いても家計を支えられない;高まる転職率と未婚化;抜け出せないパラサイト;非正規雇用の固定化と壊れる心;地域崩壊と次世代への影響)
第3章 35歳問題への取り組み(積極的雇用政策で「人への投資」を;子育て世代に優しい生活支援;企業が支える家庭と両立する働き方)
第4章 「あすの日本」を築くために(35歳問題の原因と外国の方策;提言1 日本版・積極的雇用政策;提言2 安心して子を育てるための生活支援策)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
3
最近この手の本が多い。問題提起も鋭いし現状分析も立派だしデータの分析も詳細。しかし解決策の提案になると、他国の引用が主だった解決策と言うのはいかにも弱い。もう10年以上繰り返されたパターンである。もうこういうのいいよ。飽きたよ。この本から類推するに結論からいくとこの国はマスマス悪くなるって言うことだね。2010/02/27
キンとギン
2
好きなネタなのよ。当時の35歳は私の学年。
v&b
2
良くも悪くも、エリートによる分析・提言。読んでいていやな感じはしなかったが。日本は日本固有の「神」をつくらねばならない。2010/03/17
aizi
2
そのものずばり35歳世代の自分。ここでとりあげられてるのは去年の35歳なので学年的には1つ上だけど。ずっしりとくる重い現実をつきつけられました。本の後半は膨大な資料(アンケート結果)になってますが、これ必要?!2009/12/20
ともさん
2
5月にやったNHKスペシャルを書籍化した本。 テレビで見たのとほとんど変わらないかな。 「ワーキング・プア」の本みたいに新たな取材はないようです。 内容は、 30〜34歳の男性の年間所得の分布を見ると、1997年には、500万〜600万円台が最も多かったが、2007年には、それが300万円台になっている とか、 1965年生まれの人が35歳だった時点での出生率は、1.46。1970年生まれは、1.28。今回のアンケートに答えた35歳の人たちの出生率は、0.86。 とか、しょんぼりする話2009/12/16




