内容説明
1ページあげます、あなたの好きなことを書いてください。―Newsweek伝説の投稿記事コーナー「My Turn」。厳選された50人の自分語りエッセイを収録。“クスッ”と“ジワッ”の向こうに本当のアメリカが見える。
目次
1 マイウェイ人生を誇る人たち おじさんヌーディスト~デブランナー(自然体でいられるヌードのすすめ;中年男がタトゥー選びで迷うとき ほか)
2 ステレオタイプを超えて ターバン芸人~太っちょアジア系(神聖なターバンを笑いのネタに;まさか私が銃で小鳥を撃つなんて ほか)
3 ひとこと言わせてほしい ママ友嫌いママ~88歳レズビアン(ママ友との不毛なデートはつらい;ちゃんとした睾丸癌を生き延びた ほか)
4 かくも多様な家族の肖像 強烈里親家庭の子~田舎セレブの娘(麻薬中毒の赤ちゃんを知ってる?;夫の死を嘆く妻を演じ続けて ほか)
5 悲しい記憶の先にあるもの 戦争トラウマ難民~流産体験の語り部(戦争の記憶を胸にアメリカで生きる;午前3時、バグダッドの病院にて ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メコノプシスホリデュラ
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週刊誌『ニューズウィーク』の読者投稿論の記事(読者の投書)を50篇ほど紹介している。アメリカの一般人の考え方を知る一助となる本。当然様々な意見の人がいるわけだが、個人的にはアメリカと言う国の多様な民族性の実際が分かる投稿が興味深かった。たとえばユダヤ教の家に生まれながらペンタコステ派の協会に通う自閉症の兄の話。祖先の歴史に特別なこだわりは感じないスコットランド系の男性。その他成人としての区切りが18歳と21歳であること、三分の一の家庭が養子を迎えていることなど、基本知識を具体的に確認できる。2014/05/27
くさてる
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Newsweekに投稿された米人の様々な主張や告白を収録したもの。理解できる物もあればそうでない物もあるけれど、全て一般の人というところに米の広大さを感じる。それは偏見や独断も包み込むような広さ。2009/12/16
caseyhardin
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★★★★/5 2011/02/26
ameyon
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ニューズウィークの連載ページで好きな企画その2。今まで載った中から50のエッセイが載ってます。今読み返してみると数年前の物でも印象的な話は覚えてるものです2009/07/23
マープル
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よくできたコラム集という感じ。市井に生きる顔をもったアメリカ人に出会える良書。2009/08/14