内容説明
好奇心、経験から学ぶこと、磨かれた五感、あいまいさを受け入れる柔軟性、バランスのよい全脳思考、健康な身体、あらゆる事象に関連性を見出す探求心…ダ・ヴィンチを万能ならしめた7つの法則にしたがって、すべての人に隠されている「天才」を引き出す独創的な訓練法。ビジネスシーンや子育てにすぐに役立つヒントも満載。
目次
第1部 ダ・ヴィンチはあなたの隣にいる(あなたの頭脳は自分で思っているよりずっと優れている;ルネッサンス今昔;ダ・ヴィンチの生涯)
第2部 ダ・ヴィンチの7つの法則(好奇心(クリオシタ)―人生に対する飽くなき興味と、絶えず学ぼうとする意欲
検証(ディモストラツィオーネ)―知識を経験によって立証すること、そして失敗からも学ぶ
感覚(センサツィオーネ)―経験を活かすには、感覚、特に視覚をつねに磨いておくこと ほか)
第3部 初心者のための「ダ・ヴィンチ流絵画教室」(ダ・ヴィンチの精神をデッサンから学ぶ;心と体で描く準備;実際の描き方)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼山とんぼ
5
25年前に買い、能力開発ノウハウ本の中で、唯一保存用本棚に入れてある特別扱いの本である。ダ・ヴィンチのような天才になるのは無理としても、人それぞれかなりの潜在能力を持っているのは事実で、要は本気でそれを磨く気があるかどうかである。未利用の能力開発とか自己鍛錬の技法として、注目した記事や論文はノートに写しておくとか、路上では景色の輪郭を目で追うとか実行可能なテクニックが紹介されており、そのいくつかは今なお実行して結果が良好なのは保証できる。価格および本としての取っ付きはよろしくないが、内容ある本だと思う。2025/08/31
aya hi
1
ダヴィンチの生き方を参考に筆者が自己啓発本として解釈したもの。 ダヴィンチはあらゆる欲や情熱をすべて真実と美のための好奇心に注いだ人。森羅万象が彼にとっての信仰だったのだろう。普通の人々は性格や癖などなにかと偏りがあるが、彼の場合は矯正してバランスを取ることも行っていた。 科学と芸術はコインのようなもので、片方に偏ってはどちらも使い物にならない。あらゆる角度から物事を見つめ、確実に把握すること。2020/01/23