目次
天の意志をきく…漢字のみなもと、甲骨の文字―刻り人しらず
わがために天も先祖もみな利用、青銅器の文字金文―中国古代の自由人
政治家それとも書家?―鍾〓
武士魂、気骨溢れる名門貴族―王義之
意地でも刻るぞ!二大石窟―漢族をおう北魏の権力者
直情径行型人間の生きざま―顔真卿
こいつがなければ始まらぬ、手鑑の一番は『大聖武』―新説・伝唐土の人
天才にして野心家、時流にのった―空海
秀才か、怨霊か―橘逸勢
唐様から和様へ、時代の先駆者―小野道風
二人の筆者『元永本古今和歌集』―人生経験豊かな初老紳士
淡々と枯れた筆致、漂泊の俳人―松尾芭蕉
“書”で金策、夫を渡仏させた豪放女歌人―与謝野晶子〔ほか〕