内容説明
ソフト化社会と呼ばれる最近の世の風潮には、どこか狂っているのではないかと感ずることが多い。モノをつくる産業が衰退し、サービスばかりが肥大しつづけることに疑問も抱く。本書は、そんな気持も込めながら展開するソフト化社会論、サービス経済論である。地域・都市の問題、街並みや文化・スポーツといった、経済学の教科書ではあまり扱われていない周辺的な部分を経済学の目で見、私なりの考えを示した。
目次
第1章 ソフト化経済へのこだわり
第2章 サービス化社会再考
第3章 サービス消費の多面的分析
第4章 都市とサービス産業
第5章 サービス化とあやかり市場
第6章 所得階層と消費の関係
第7章 文化・スポーツの経済分析
第8章 サービスにおける所有権と使用権