出版社内容情報
好評の『ちくま小説入門』に待望の改訂版登場。読解のポイントは二色刷りでより見やすくなり、収録作品も大幅刷新。一層幅広い表現に親しめる。別冊解答編付き。
内容説明
小説は想像力の宝庫としてあなたを待っている。収録作品は大幅に刷新して一層多様に、読解の手法は二色刷りでわかりやすく。小説アンソロジーの決定版に、待望の改訂版がついに登場!
目次
第1部 小説への招待(小説の仕組み;小説の表現;小説の豊かさ・可能性;小説の読解)
第2部(出会いの物語;ここではない別の場所へ;見えるものと見えないもの;語りの力;私らしさを探して)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Doris
5
図書館で偶然手にしました。パラパラしたら、萩尾望都さんの漫画まであって借りました。素敵な短編小説が沢山載っていて読み応えがありました。しかしこれ、高校生向きのお勉強の本だったのですね!同時に問題が載っていてびっくりしました。いやあ……。わからない(汗) この設問を読むと、読んだ後の想い?気持ちが吹き飛びますね。なんか漠然とした共感とか、読むにつれて思い起こされた自分の気持ちとか。この問題がすらすら解けない私は理解力が低いかもしれない、とも思いました。読書は好きなんですけどね。2022/12/11
biba
4
芥川龍之介の「蜜柑」。詳しい解説とともに読めたのでとても良かったです。紹介されている作家さんや作品が興味深く、読みたくなりました。2024/05/01
you
1
初めて読む作家が多く、他の作品も読みたくなった。選ばれている短編はどれも面白くて読み応えがあった。最後に解説や読解のポイントが載っているのがいい。 特に印象に残ったもの→星新一「ボッコちゃん」村田沙耶香「ポチ」小川洋子「ひよこトラック」ルシア・ベルリン「わたしの騎手」萩尾望都「柳の木」半村良「箪笥」小池雅代「どよどよ」葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」E・A・ポー「黒猫」山川方夫「待っている女」レイ・ブラッドペリ「四月の魔女」2023/02/15