出版社内容情報
日本の近現代文学を代表する作家たちによる珠玉の短篇二〇篇を選りすぐり、テーマに沿って編纂した瑞々しい小説アンソロジー。読解の補助となる別冊解説集付き。
内容説明
第1部 小説を読み解くための基礎知識と技術を詳解。第2部 近現代の名作を精選した、珠玉の小説アンソロジー。
目次
第1部 小説への招待(小説の仕組み;小説の表現;小説の豊かさ・可能性;小説の読解)
第2部(出会いの物語;秘められたもの;向こう側の世界;語りの力;私らしさを探して)
著者等紹介
紅野謙介[コウノケンスケ]
日本大学
清水良典[シミズヨシノリ]
愛知淑徳大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kibita
11
「高校生のための」であるので、教科書的です。が、学生時代に国語の教科書を貰ってすぐに全部読んでしまっていた皆さんにはおすすめな近現代名作小説アンソロジー。吉本ばなな、半村良作品は久しぶりに読んだ。お久しぶり、懐かしいです。『王子と乞食』のパロディである石川淳「乞食王子」、小川洋子「ひよこトラック」、梶井基次郎「闇の絵巻」、中勘助「銀の匙」等が好み。2024/08/31
押さない
4
(初読み)☆「乞食王子」石川淳「箪笥」半村良「人情噺」織田作之助「忘れえぬ人々」国木田独歩。常体や敬体、修辞法など学生の時習った懐かしい言葉が。半村良は戦国自衛隊等のSFのイメージが強く、手にする事が無かったのだが、説話的で不気味な余韻を残す味わいのある話も書いていたのかと驚いた。能登の方言も雰囲気を出している。アンソロジーはこういった思わぬ出会いがあるところが面白い。解説が醍醐味。2017/04/19
leppe
4
高校生のための、と謳っているが、別に高校生じゃなくてもオススメ(笑)。 私はこの本のおかげで、石川淳という素晴らしい作家に出会えました。2017/03/21
きつね
4
それなりに面白い。解答編という小冊子がついているが、わざわざ図解するほどのことなのか、よくわからない。内容把握がおぼつかない人には助けになるのだろうか? あるいは、こうして図示できることこそ理解だという発想によるのか。文学にとって図とはなんなのか……2013/04/16
沖川あこ
3
半村良「箪笥」が読みたくて図書館へ。良質な短編がたくさん読めてすごくコスパが良かった。日本語って本当に美しい。高校時代は辛くてしんどかったこういう本、今さらながらいい優良小説が詰まっていたんだと実感。こういう国語の問題って、人とのコミュニケーションをとる際も必要だったりするよね。何を意図しているのか、とか、著者の考えは、とか。 「黒猫」は再読だが本当に好み。「箪笥」は行動の理由づけがないのが奇妙で怖い・・・村上春樹は相変わらずうざい。2021/09/15