内容説明
『源氏物語』のエッセンスと出会う格好のコレクション―辞書なしで読める懇切な注・解説・資料。別冊・現代語訳付。
目次
桐壺の更衣(1「桐壺」)
雨夜の品定め(2「帚木」)
隈なき月影(4「夕顔」)
若紫の君(5「若紫」)
心の鬼(7「紅葉賀」)
車争ひ(9「葵」)
野宮の一夜(10「賢木」)
心づくしの秋(12「須磨」)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
7
読む度に面白さが増す源氏物語の魅惑と読者の感性と深層を揺り動かす作品世界の原文54帖から特に作品世界を愉しむ為の面白い巻の箇所を抜粋し、脚注は作品を深める為のポイント解説まで有り漢字表記・振り仮名等配し、主語人物や動詞にあたる人物等傍注もして下さっていて原文入門者に親切な設計になっています! お馴染みの三部構成で、物語世界を原文で手軽に楽しめ、絵や写真・系図も配し読解の手助けになります! 参考として作者紫式部の物語論が反映している蛍巻の光源氏の物語論も掲載! 巻末には年立、主要心情語解説・作者と →②2024/01/18
ペミカン
3
原文で読もう!と思い立ち、まずは手に持ちやすいこれを借りました。声に出すと心の内に和(っぽい)ものがにじみでてきました。一部藤の裏葉まで読了し、いざ古典文学全集へ・・。2024/10/10