内容説明
どんな人間にも批評の精神はある。「できる」のではなく、それは確かに「在る」。孤高を保ち、低い声で内面を語る51編のアンソロジー。
目次
1 私の流儀
2 境界に立つ
3 拒絶の勇気
4 喩の世界
5 生と死のサイクル
6 作るよろこび
7思考するまなざし
8 異郷の発見
9 制度の罠
10 〈私〉とは何ものか
11 明日を問う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山のトンネル
5
高校入学と同時に配られた本。在学中は目を通すことなく本棚に眠っていたが、高校の国語の先生の選書スキルを信用して目を通しておけば良かったと思う一冊。2022/04/05
wattann
4
高校生といわず、社会人も読みたい珠玉の論文揃い。2011/03/16
メイロング
3
今年初めてもらった国語の教科書の、小説や随筆を速攻で読んでいるときの気分。この本のスタイルが教科書してるせいもあるかも。収録されている文のすべてが、だれかと語り合いたくさせる魅力がある。別冊の思索への扉を手引きに個々人で思考すればいいんだろうけど、読んだだれかと顔を合わせて「あーだ」「こーだ」言い合ったらきっと楽しい。2018/10/27
がまくん
3
宮城まり子の「私は教育経験30年」がよかった。2015/07/15
深瀬
2
全部すばらしい。文章っていいなあと思う。2021/02/02