出版社内容情報
「科学評論」だけを集めた待望の評論文アンソロジー、ついに登場! 科学を語る言葉を学び、AIに負けない知性を育てるために。「科学評論」だけを集めた待望の評論文集、登場! 論理的思考と、国語教材としての確かな読み応えを両立した圧巻の32本を収録。AIに負けない知性のために。
岩間 輝生[イワマ テルオ]
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坂口 浩一[サカグチ コウイチ]
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関口 隆一[セキグチ リュウイチ]
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吉田 修久[ヨシダ ノブヒサ]
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内容説明
AIに負けない知性を育てる。「科学」の歩みは、世界という変幻する対象を書き記す「言葉」の歩みである。科学を築く論理的な言葉と、科学の未来を見極める確かな理性を育てるための、最新・最良の知見を収めたアンソロジー。
目次
第1章 科学の方法
第2章 生命の根源へ
第3章 脳のつくる世界
第4章 科学の楽しみ
第5章 数学―想像力の科学
第6章 自然の大いなる連鎖
第7章 AIは人間を超えるか
第8章 科学の現在
第9章 科学者の思想
第10章 科学を哲学する
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totuboy
4
わずか1000円で、これだけの文章が読めるというのは大変お得。それぞれの著者の本をすべて買おうと思えばすごい金額になるのではないだろうか。それを大事な部分をコンパクトに抜き出し、著者の主張を端的に読み取ることができる本書はコスパ的にもとてもよい。高校生の参考書にしておくのはもったいない。選ばれている文章も、古今東西、しかし、現代の諸問題を考える上で大切なタイムリーな話題もふんだんに入っている。大人の教養書としても十分。2022/05/12
nagata
3
高校生の国語の教科書か?と思いきや、盛り込まれているのは錚々たるメンバー。ハイライトの当て方にたり外れがあるとはいえ、これは買い。特に冒頭の「科学の原理」(山本貴光, 吉川浩満)などは得るところ大。久しぶりに日高先生の著作にもお目にかかることができたし。2021/04/18
Geo
2
学校で使う数学や理科の教科書は、「数学とは何か」「科学とは何か」というような本質的な問いに対して何も語ってくれない。この評論選のような文章に触れることが数学教育や理科教育に不可欠だ。2024/02/03