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内容説明
外輪船の船長ジョン・バーモントは仰天した。船上で結婚式を行っている最中に、花嫁が資産家の花婿を河に突き落としてしまったのだ。夫となる男性の心ない言動に、堪認袋の緒が切れたらしい。豪華な結婚式は台なしになり、花嫁のメガンは行き場を失った。ジョンは仕方なく、一晩だけメガンを自分の家に泊めた。ところが翌日、船で働く女性が急遽必要になり、メガンにその役を頼むほかなくなった。なりゆきで、彼女はジョンの家に住み続けることになる。やがて二人は互いに好意を抱く。だが、ジョンは愛や結婚を信じていない男だった。別れた妻が、財産目当てで彼に近づいてきた女だったからだ。ジョンは、できるだけメガンと距離を置こうと努めるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
妊娠中の猫を蹴り飛ばし川に落とした新郎。どんなにハンサムでお金持ちでもそんな男と生涯を共にするなんて考えられない。家族の反対を押し切って結婚をやめたヒロインは正解!どちらかと言うとおとなしくて繊細な彼女が、自分に出来る仕事を見つけて自立の道を模索している姿に好感が持てた。泣き虫でも前に進もうと頑張っている。それなのにヒーローは過去に囚われて彼女をお金目当てと誤解してしまうお馬鹿さん。でもお腹が大きい猫や野良犬を連れ帰って家族にしちゃう優しい人だから憎めない。不器用で動物好きで子供好きの大男もなかなか素敵。2017/05/15