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百年の梅仕事

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480885302
  • NDC分類 628.8
  • Cコード C0077

目次

第1章 わたしと梅(梅干し嫌い;コンクリート都市での梅干し作り ほか)
第2章 生い立ち(生い立ち;子供の頃の手伝い ほか)
第3章 辻留は学びの場だった(辻留へ;辻留の上京 ほか)
第4章 辻留以後、味路喜、延楽(市川の生活;京の菓子 ほか)
第5章 梅への決心(梅狂い;土用の太陽が ほか)

著者等紹介

乗松祥子[ノリマツサチコ]
1940年愛媛県生まれ。「辻留」銀座店に二十年近く勤務したのち、日本料理店を開店。現在は梅を扱う会社、「延楽梅花堂」を経営している

塩野米松[シオノヨネマツ]
1947年秋田県生まれ。聞き書きの名手。失われゆく伝統文化・技術の記録に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

57
【梅干しを漬けようという人間の心映えが、出来あがった梅干しに出る】茶懐石料理「辻留」の主人・辻嘉一の下で働き、100年前の梅干しを譲り受け、梅干し作りの名人として知られる著者が、梅の効用、梅干し作りの極意、「辻留流」人の育て方などを語った書。本書の聞き書き人は『木のいのち木のこころ』の方。2013年刊。<年ごとに条件や素材が違います。ですから、それに合わせて少しずつ扱いは違うんですよ。梅干しは、同じ塩と同じ梅を漬けて同じように干すにもかかわらず、なんでこんなに違うのかっていうほど差が出るんですよ>と――⇒2024/07/17

たまきら

43
梅仕事の前にいいかな、と軽い気持ちで読み始め、夢中になってしまいました。著者の戦争体験・口減らしのように扱われた家族への思い。そしてなんといっても辻嘉一氏の下で様々なことを学び、幸田文・白洲正子など高名な人々と交流した体験談が貴重でした。歯に衣を着せぬ、職人気質な言葉は私好み。いやはやこれぐらいはっきり自分の言いたいことを言わねば、化け物みたいな人たちに食い物にされたろうなあ。梅だけでなく、生き方の姿勢も学ばせてもらった気がします。いや、これはすごい本でした。2024/04/26

yuzuriha satoshi

16
梅干し作りにかける情熱 がメインなのかと思いきや 「狂いの性分」で物事にぶちあたってきた女性の半生記 なのです 辻嘉一を筆頭に有名人もあちらこちらに顔を出して読み応え十分 米松さんの聞き書きはやっぱり上手いなあ2013/07/30

kaori

12
こだわって作ってる梅干し、食べてみたい(*´ω`*)過去に梅干しを作った事があるけど、好みの味じゃなかったから今も台所の隅で出番待ち~w愛が足りなかったかなぁと反省(*´ω`*)2014/10/02

むつこ

5
佃煮屋になりたかった乗松さんは、懐石料理のできる料理人になり現在は梅おばさんとして暮らしている。料理は技術かまごころか。その中で選んだものが梅仕事。毎年同じように作っても気候・火加減ですべて異なり、月日が経つほど味わい深く成長続ける。100年経っても食べられる梅の魅力とは。とりあえず、10年20年経った梅干しを食べてみたいものです。2013/06/29

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