出版社内容情報
「独立自尊の道を歩め!」「学問で人生を切り開け!」――一冊読めば『学問のすすめ』の精神がきっちり頭に入る。こんな時代だからこそ読みたい、明るく前向きな本。
目次
第1章 おとなこそ「学問」することが大切だ(成功するかしないかは、勉強したかしないかで決まる;勉強とは生活に役立つものでなければならない ほか)
第2章 「独立した人間」になることが大切である(独立は個人だけでなく、国にもあてはまる;自由とわがままをはき違えてはいけない ほか)
第3章 「人間関係」の重要性(自分の考えを人に押しつけてはいけない;人前できちんと話せる人間にならなければいけない ほか)
第4章 日本はどこをめざすべきか(よい政府をつくるのは、よい国民である;国民を保護するのは、政府の当然の仕事である ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜井葵
87
「学問のススメ」を著者である齋藤さんがわかりやすく解説してくれてます。「成功するかしないかは勉強したかしないかで決まる」→めちゃくちゃシンプルですが、勉強なしで成功できるわけもなくやるかやらないかで成功へのスタートラインにもたつことだできない。「人の信用を得ることが一番の財産になる」→私はキンコン西野さんの話でこれを実感できたのですが1872年から成功の原理原則は不変なことなんだと改めて感じれました。やはり長年に渡って読まれ続ける名作は現代になっても不変的な考えなとだと再認識させられました。 2019/03/31
><
20
初版2011年。福沢諭吉さんの「学問のすすめ」原文と訳文と解説文がセットになっていて、とても読みやすい。「学問のすすめ」ってこういう本だったんだ、というきっかけになりました。最近「学ぶ」ことに意識を置いていたこともあり、タイムリーな本に出会えてよかった。それにしても、福沢さんってすごい人。福沢さんのファンになりました。他にも、福沢さんに関する本を読んでみたい。「こども「学問のすすめ」」もあるみたいです。2014/01/31
なお
13
図書館本。「学問のすすめ」の内容をとても分かりやすく解説されていて、目から鱗です。もっと本や色んな文化に触れて、視野を広めたい。2016/01/21
けいた@読書中はお静かに
13
原文・訳文・解説が小テーマごとに別れてて分かり易かった。内容としては極々当たり前のことなんだけど、江戸時代から明治時代への変革期で書いたというのは素晴らしいと思う。明治人の上昇思考は昨今では見られなくなったけど、昨日の本田のACミラン入団会見を見てたら、サッカー界においてはちょうど明治時代なのかなと思った。2014/01/09
こうやん
12
学問のすすめは日本という国をより良くしようという福沢諭吉からの檄文と感じた。情熱がひしひしと伝わってきた。独立する気概を持つことや人は学び続けることが大切なのだなと改めて理解した。2022/03/13