内容説明
手打そばの隠れた名店を求めて、西は京都・金沢・武生から松江・山口・津和野、さらに出雲・亀嵩へ、東は神田、江戸そばの今、北は仙台・会津・山形―そば街道極まるところ。はたして巡礼の果てのそば往生か。はたまた美学と人間学の飽くなき探求か。
目次
第1部 そば打ちはなぜ楽しい(手打そばはなぜうまい―角に始まり角に終わる;そば打ちはなぜ楽しい―そば打ちは創造である;そばは料理か―それは工房での営みである ほか)
第2部 そば暦三百六十五夜(新そばのころ;そばはまだまだ旬;そば更年期を迎える ほか)
第3部 そば打ち巡礼記(新生と再生―京に残した見果てぬ夢;そば百万石―金沢城隅櫓;越前おろしそば―武生に時は堆積する ほか)
著者等紹介
石川文康[イシカワフミヤス]
1946年小樽市に生れる。同志社大学大学院博士課程修了。現在、東北学院大学教授。哲学博士。仙台手打そば研究会会長。大学ではカント哲学の教鞭をとる
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