二人の紅茶王―リプトンとトワイニングと…

二人の紅茶王―リプトンとトワイニングと…

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480877277
  • NDC分類 596.7
  • Cコード C0077

内容説明

「庶民のための紅茶」を残したリプトンと「貴族の紅茶」のイメージを創り出した初代トワイニングの物語。対照的な二人が共に夢見た幻の茶葉とは?イラスト多数。

目次

戻ってはいけない国
スージー姉さんの手紙
コカイン事件
マギー・コベットの村
アイリッシュパブのアフタヌーンティー
ダンガイラ城の晩餐
ジャガイモとスープ
スコットランドに逃げた家族
紅茶王の誕生
リプトンの茶園〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

100
ちょうど、2人の紅茶を毎日のように飲んでいます。 ティーパックとペットボトルの紅茶は主にリプトン。 茶葉で購入するのは主にトワイニング。 名前はしっていたけど、いきさつは知らなかった。紅茶を飲みながら、この本を読むと、また一段と味わいがある。 2014/06/08

デビっちん

28
紅茶と言えば頭の中にイメージが浮かぶのがリプトンなんですが、紅茶の世界ではトワイニングも超がつくほど有名なようです。恥ずかしながら本書を読んで初めてしったんですけども。紅茶を手軽にしたリプトンと、紅茶の高貴さを見出したトワイニング、そのアプローチは異なりますが共通することは商売の天才であったということです。両家発展のルーツや商売に於ける価値観などの歴史だけではなく、紅茶に対する著者の愛が伝わってくるように感じました。2017/12/12

あなほりふくろう

23
アイルランド、ロンドン、中国は福建省・桐木村への紀行文が中心。二人のトーマスの人物史を描いた本ではないが、「一杯の紅茶の世界史」執筆の背景をここに見た思いでそういった意味では非常に興味深いものだった。アイルランドのじゃがいも飢饉の悲惨さ、9代目トワイニング氏との楽しいアフタヌーンティー、アールグレイからラプサン・スーチョン、そして本物の正山小種を辿る道程。桐木村の方の想いを噛みしめつつ、一度、飲んでみたいなあ、なんて。2014/06/18

鐵太郎

12
まず紅茶が好きなアイルランド人とその悲惨な歴史、次に紅茶を世界に普及させた二人のトーマス、サー・トーマス・リプトンと、トーマス・トワイニングとその子孫について、最後に紅茶を生み出し育て上げた中国人を描いています。そしてアイルランドのジャガイモ飢饉の悲惨な歴史から、イギリスの紅茶がどのように普及したか、二人の紅茶王はどう紅茶を広めていったのか。アールグレイ紅茶の歴史、ラプサン・スーチョンの謎。龍眼と呼ばれる柑橘類のこと。歴史は面白いねぇ。いつかトワイニング本店に行ってみたいものです。2007/08/26

Book Lover Mr.Garakuta

11
紅茶の話。2019/11/30

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