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夢を喰らう―キネマの怪人・古海卓二

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480873750
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

伝説の浅草オペラ・トスキナ。アナキストを逆にした題名のように、反逆に生きた映画監督の生涯を軸に、大杉栄、谷崎潤一郎、火野葦平らの青春群像を描く。

内容説明

伝説の浅草オペラ「トスキナ」、アナキストを逆さまにした作品タイトルの通り、その作者・貘与太平こと古海卓二は、権威や権力に逆らいつづけた異端の表現者であった。大杉栄など浅草に集まる文化人、社会運動家たちと交流し、やがて映画界に転じてからは傾向映画といわれる左翼的作品や、市川右太衛門主演「旗本退屈男」などを発表し活躍する。しかし、戦火の拡大とともに映画界から遠ざかり、故郷・九州で火野葦平らと出会い、軍部への協力の道を歩きだす。本書は「ホームレス歌人がいた冬」で読書界の話題となった著者が、祖父である古海卓二の生涯をたどる。

目次

トスキナ、逆らいつづける男
九州の製鉄所から演歌師に
浅草オペラの熱狂
美的浮浪者と反逆者の群れ
谷崎潤一郎と映画人たち
活動屋たちの自由恋愛
大杉栄虐殺
撮影所は無頼の砦
旗本退屈男の誕生
傾向映画と転向の時代
戦争と文化人
文学への望み

著者等紹介

三山喬[ミヤマタカシ]
1961年神奈川県生まれ。東京大学経済学部卒。朝日新聞学芸部・社会部記者を経てフリーに。2000年から07年にかけ、ペルーを拠点として南米諸国のルポルタージュ記事を各紙誌に発表。帰国後もルポや人物ドキュメントの取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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