「キムラ式」音の作り方

「キムラ式」音の作り方

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480872999
  • NDC分類 771.56
  • Cコード C0074

内容説明

音の仕掛人が明かす音作りの秘密、決定版。好評を博した前著『音を作る』を上回る面白さ。

目次

1 本物の音はウソに聞こえる
2 マイクで音を作る
3 自然の音を作る
4 奇妙な音を作る
5 音作りの現場から
6 一寸変わったマイクの発達史
7 音の芸術論はなぜ書かれない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

34
音響効果の難しさ。どうしたら目的の音が作れるか、よりも、効果音の価値を理解しない制作者・監督の問題がクローズアップされる。木村さんは明らかに、効果音を作ることを天職として楽しんでいるようだが、周囲のスタッフの無理解には困ったものだ。形のないものにはお金を出さない、というのは日本の悪癖だと思う。効果音の世界に限らず、同じことが他にも言えそうだ。2016/07/16

かす実

10
筆者木村さんの職業は、映画やラジオドラマの効果音をつくる「音効さん」。音効さんとはまさしく音の職人のことである。普通の人ならなかなか気にもとめない映画の効果音。そこに秘められた知られざる情熱や工夫…。 とはいっても20年近く前に書かれた本だから、現代の現場の音響事情の中ではどの程度この方法が通用するのだろうか。逆に言えば木村さんが第一線で活躍されていた時代はラジオからテレビの過渡期であったため、映像芸術の原点の頃の録音機器等に関する貴重な資料としても読むことができる。2018/02/28

mizzan72

7
地元のお祭りを撮影していて分かった事があります。映像編集はもとより、音の作り方の難しいこと難しいこと!同時録音した素材は使えないことが多く、音楽にあわせてカットをつなぐことで、今はなんとかしのいでますが、出来れば効果音をうまく使いたいところ。「キムラ式」は大変参考になりました。職人さん特有の、業界や支配層への「ボヤき」も織り交ぜつつ、音作りの秘密を明かして下さいます。まずは要所で、足音を入れてみようかな、なんて思っているところです。2016/05/04

仔鉄

4
音の作り方を模索し続けて見つけた一冊。 どうしても読みたくて普段あまり使わないAmazonを利用! 音作りに関しての技術と日本のテレビ・映画などでの仕事の経験談、そして音の技術の成立ちの一部についても纏められてるすばらしい本でした。 少々古い本のため、書店での入手は難しいかもしれませんが、内容的には今見ても勉強になるものかと思います。2015/10/18

さよ

3
実際の音を録っただけでは、本物っぽくないということが皮肉のようだ。蛙の鳴く声は、赤貝でつくった音が耳に染み込み過ぎていて、本物を聞くといかにも本物っぽくないというエピソードがあったが、それは問題のように感じる。ライフルの音とピストルの音を反対に使っているというのも。虚構のものには虚構の音を耳が求めるという習慣がついてしまったんだなあ。「音もなく降る雪」の音をつくってくれとは矛盾しているようにきこえる注文だが、それをつくってしまうのがプロなんだろう。2014/07/30

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