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目次
始まりの眺め
天秤素描―笠井叡の天使館のために
感覚の復習と絵づくりのABC
プラットホームのデッサン
レモンティーから心器へ
「山頂の石蹴り」
顔を吊す双曲線―大野一雄に
考える数と感じる数
静物について
手当と復習・舞踏の足の裏
夏のために
背後の円
右手は海に触れて―J・S・バッハ
真紅が青に還元される距離
緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置
ただの絵
尾形光琳―二曲一双と対峙する円盤の意識 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渡邊利道
1
追悼。〈深夜一匹の白い猫と向い合ってじっと眺めていると、この猫の親のことを思う。そしてその親、そのまた親……と想像した時、ここにいる個体の一匹は遠い太古からの同じ猫が死んでは生まれ死んでは生まれる、消えながら発生する腐りの最尖端のように思われる。絵自体がかたくなに保持しようとする正面性と平面性は、目の前の一匹の猫が見せる真正面の姿に相似の関係をとり結ぼうとしているように思えてならない。私が画布を前にして行為するとはそのように想像し仮定した絵自体の内面(あるいは構造)を引き出すことにある〉2016/10/25
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