マシンエイジ―AI時代に人間らしく働くということ

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マシンエイジ―AI時代に人間らしく働くということ

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480864888
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

情報技術と資本主義の結託が、いまや私たちの思考と生活を支配しつつある。そのからくりを暴き、人間の未来を問う──経済思想の泰斗が放つ、現代への警告の書。


【目次】

内容説明

かつてケインズは、科学技術の進歩によって人間は労働から解放され、一日三時間だけ働けばよくなると論じた。しかしその予言は実現しなかった。ケインズは何を見誤ったのか。科学者やIT起業家たちはバラ色の未来を語る。情報技術には膨大な資金が投じられ、AIは救世主のように崇められる。しかし、情報技術に資本主義が結託したいま、私たちは生活のすべてを監視され、思考までをも支配されつつある。問題は仕事を奪われることではない。私たち自身が、機械のように愚かになることなのだ。この機械の時代に対峙する人間らしさとは何か。私たちはいかにして、真に賢い選択ができるのか。ケインズ研究の権威にして経済史の大家が、機械文明の来歴を紐解き、人類の未来を問う警告の書。

目次

ロボット熱、今むかし
1 労働の機械化(機械の登場;自然という障害物;資本主義の登場;経済学者とラッダイト;なぜアジアでなくヨーロッパだったのか?;楽しい仕事、うんざりする仕事;アップスキリング、ダウンスキリング)
2 完全性の追求(曲がった木をまっすぐにする;啓蒙思想;機械の中の悪魔;近代性の苦悩;技術と文明;ユートピアからディストピアへ)
3 終末に向かって(コンピュータの登場;人工知能は救世主か?;自由か統制か;極端現象)
人間らしく働くということ

著者等紹介

スキデルスキー,ロバート[スキデルスキー,ロバート] [Skidelsky,Robert]
1939年生まれ。ケインズ研究の権威として知られるイギリスの経済歴史学者

村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shin

8
「AIが仕事を奪う」という言説が巷に溢れる中、人間と機械の関係の変遷について考えたくて手に取った。本書の射程は広く、深い。問題は仕事を奪われることだけではなく、人間が機械のように単純化され、判断も欲望も最適化されて人間性が削り取られていくこと、そして〈フランケンシュタイン〉で引用されている通り、技術楽観論は悲劇に終わることが多いことだ。おりしも最先端AIが国籍を理由に停止された報が駆け巡り、楽観論に別の意味で冷水が浴びせられた。技術は使わざるを得ないが、それに伴うリスクは過去に無いほど大きくなっている。2026/06/14

Chikant

1
最適危機の中で人間らしくいきることができるか。著者の意見に対しては全面的に同意で、今後技術的に豊かになっていく以上に既存の資本システムの偏りや、実務能力が高いだけの非哲学人エリートが世界の代表として台頭していることへの不安は拭えない。世界中に行き届いたプチ管理・監視社会の中ではいきすぎた文明から離れて生活をすることも難しい。何とも難儀な世界2026/04/23

SHUE

0
本の趣旨としては重要な章でないのかもしれませんが、第3章から第5章あたりの産業革命がイギリスで起こり、なぜインドや中国といったアジアで起こらなかったか、このあたりの説明がものすごく印象に残りました。 もう1つAIAIと言われてますが、その本質の部分は人が足りないという事象にどう対応するかという欧州の歴史の焼き直しなのかもと考えたとき、いっけん科学技術に見える事象がまた違った側面から見えるようになりました。2026/04/29

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