出版社内容情報
情報技術と資本主義の結託が、いまや私たちの思考と生活を支配しつつある。そのからくりを暴き、人間の未来を問う──経済思想の泰斗が放つ、現代への警告の書。
【目次】
内容説明
かつてケインズは、科学技術の進歩によって人間は労働から解放され、一日三時間だけ働けばよくなると論じた。しかしその予言は実現しなかった。ケインズは何を見誤ったのか。科学者やIT起業家たちはバラ色の未来を語る。情報技術には膨大な資金が投じられ、AIは救世主のように崇められる。しかし、情報技術に資本主義が結託したいま、私たちは生活のすべてを監視され、思考までをも支配されつつある。問題は仕事を奪われることではない。私たち自身が、機械のように愚かになることなのだ。この機械の時代に対峙する人間らしさとは何か。私たちはいかにして、真に賢い選択ができるのか。ケインズ研究の権威にして経済史の大家が、機械文明の来歴を紐解き、人類の未来を問う警告の書。
目次
ロボット熱、今むかし
1 労働の機械化(機械の登場;自然という障害物;資本主義の登場;経済学者とラッダイト;なぜアジアでなくヨーロッパだったのか?;楽しい仕事、うんざりする仕事;アップスキリング、ダウンスキリング)
2 完全性の追求(曲がった木をまっすぐにする;啓蒙思想;機械の中の悪魔;近代性の苦悩;技術と文明;ユートピアからディストピアへ)
3 終末に向かって(コンピュータの登場;人工知能は救世主か?;自由か統制か;極端現象)
人間らしく働くということ
著者等紹介
スキデルスキー,ロバート[スキデルスキー,ロバート] [Skidelsky,Robert]
1939年生まれ。ケインズ研究の権威として知られるイギリスの経済歴史学者
村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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