未来は予測するものではなく創造するものである―考える自由を取り戻すための“SF思考”

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未来は予測するものではなく創造するものである―考える自由を取り戻すための“SF思考”

  • 樋口 恭介【著】
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  • 筑摩書房(2021/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480864765
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「ここではないどこか」への想像力を解放せよ。
意味や価値のわからない仕事を再生産し続ける「制約事項」を爆破し、
「本当のイノベーション」に向かって考える自由を取り戻すために。
気鋭のSF作家であり、ITコンサルタントである著者が贈る理論と実践の書!


SF思考、あるいはSFプロトタイピングとは、単一の未来を先取りするための手法なのではなく、複数の未来のうちから「ありうる未来」を幻視するための手法です。もっと詳しく言えばそれは、既定路線を進む現実の中に意図的に事故を紛れ込ませ、つまらない現実を撹乱する手法、あるいは、あなたがあなたのまま、あるがままに思考し、あるがままに語ることを後押しすることで、あなたが本当に望む未来を描くための手法なのです。(「まえがき」より)

「事例は? 」「エビデンスは? 」「効果は? 」
形骸化したルールや管理指標に絡めとられ、日本社会はいま停滞の中にある。
イノベーションの経験も、その記憶すらも失われつつある。
前例主義は過去を縮小再生産し、過去でできた現在を未来にすりかえる。
妄想を、理想を恐れないこと。イシューからはじめないこと。
「世界は変えられる」と本気で信じる想像力を持つこと。
物語の力とともに、出口の見えない退屈な現実を打破し、自由な思考と戯れるために。

【主な内容】
「未来を実装するための試行モデル作成」
「馬車の発想から逃れられないうちは自動車を発明することはできない」
「物語は「仮説」を共有するためのツール」
「強いビジネスにはつねに、強い物語がある」
「人間の営みに一般法則はありえないが、論理の流れはある」
「VUCAの時代、ビジネスがSFを求めている」
「ボールをできるだけ遠く、あらぬ方向に投げてみる」
「プロジェクト進行のための具体的な作業項目」

【目次】
まえがき 未来とは、「予測する」ものではなく「創造する」ものである

パート1 〈SF思考〉とは何か?
1.物語の力
2.オルタナティブを思考/志向する〈SF思考〉
3.世界におけるSFとビジネスの関係

パート2 〈SFプロトタイピング〉をはじめる
1.自由な思考・議論のためのマインドセット
2.SFプロトタイピングのプロジェクト進行
3.物語のアプローチを考える
4.物語を生み出すコツ

パート3 〈SFプロトタイピング〉のケーススタディ
ケース1.未来の服を考える「母を着る」
ケース2.未来の都市を考える「ペーンポーイ文明における都市型演算機構の活用事例(『ペーンポーイ民俗史研究』第二七号 掲載)」
ケース3.COVID-19以降の社会を考える「踊ってばかりの国」

あとがき 奇跡を信じること

内容説明

「事例は?」「エビデンスは?」「効果は?」―形骸化したルールや管理指標に絡めとられ、日本社会はいま停滞の中にある。イノベーションの経験も、その記憶すらも失われつつある。前例主義は過去を縮小再生産し、過去でできた現在を未来にすりかえる。妄想を、理想を恐れないこと。イシューからはじめないこと。「世界は変えられる」と本気で信じる想像力を持つこと。物語の力とともに、出口の見えない退屈な現実を打破し、自由な思考と戯れるために。

目次

1 “SF思考”とは何か?(物語の力;オルタナティブを思考/志向する“SF思考”;世界におけるSFとビジネスの関係)
2 “SFプロトタイピング”をはじめる(自由な思考・議論のためのマインドセット;SFプロトタイピングのプロジェクト進行;物語のアプローチを考える;物語を生み出すコツ)
3 “SFプロトタイピング”のケーススタディ(未来の服を考える「母を着る」;未来の都市を考える「ペーンポーイ文明における都市型演算機構の活用事例(『ペーンポーイ民俗史研究』第二七号掲載)」
COVID‐19以降の社会を考える「踊ってばかりの国」)

著者等紹介

樋口恭介[ヒグチキョウスケ]
1989年生まれ。岐阜県出身。早稲田大学文学部卒業。外資系コンサルティングファームに勤務。現在はテクノロジー部門のマネージャーを務め、DX戦略を中心とする案件を手掛ける。並行して、スタートアップ企業Anon Inc.にてCSFO(Chief Sci‐Fi Officer)を務め、多くのSFプロトタイピング案件を手掛けるとともに、SFプロトタイピングに関する情報発信を行い、日本国内におけるSFプロトタイピングの普及と発展を推進する。『構造素子』(早川書房)で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬佳彰

13
SFプロトタイピングって言葉は、WIERDか何かの記事で読んだんだっけ?本書の構成は、SFプロトタイピングとは?その方法論、プロジェクトの進め方、ケーススタディとなっている。前半ではSF的思考による未来の創造、徹底した楽観主義、人間らしい生活を取り戻すなどが語られる。後半は方法論だが、この辺からどーもビジネス臭、コンサル臭が強くなり、結局、著者は何を突破したいんだっけ?と分からなくなった。下手をするとビジネスにどう物語性を使うか?って感じの代理店的テクニック話に入って行きそうな。コンサル嫌いな俺の偏見か?2021/09/25

makio37

11
「ここではないどこか」「もうひとつの未来」を皆で考え、議論するツールとして物語を利用する。できるだけ遠くに、投げ入れたことのない方向へボールを投げ、どこへ行ったのか探しに行く。今の時代、検索しても出てこないような新技術・新事業を開発するなら、これくらい必要なんだろう。著者による実例のおかげで、ぼんやりとイメージはできた。「妄想と論理の間を絶えず往来する物語」を創り出せたらカッコいいだろう、と妄想はひろがるが、実践するには勇気が要る。「遊ぶように仕事をする」は当面の自分の課題と再認識した。2022/10/23

ティコ

8
SF作家ってコンサル業を請負うこともあるんだな。SF書いたら創造的になるだろうけど、イノベーションに繋がるかどうかはわからない。日本企業がSFプロダクトに挑戦しているそうだが、斬新なアイディアは出るんだろうか?あまりそうは思えない。なんでだろ?意思決定者が創造的になるよりも、創造的な人が意思決定者になった方がよいのでは。仕事に閉塞感があって、期待してこれを読んだが、上流の人間か、起業する人が読む本かな?と思う。とはいえ、自分のためにSFを書くのも充分楽しそう。2021/10/18

しゅん

8
ここまで素面で率直に未来を語れるのがいつも不思議だと思う。そして本当に樋口恭介には照れがない。2021/08/03

まさき|SNS採用に強いフリーランス

7
■馬車の発想から逃れられないうちは自動車を発明することはできない。私たちは既に存在する制約事項によって思考を狭められており、本来広い意味をもつはずの概念の適用可能な領域を狭め、現状を変えてしまうような突飛な考えを持たないように、自らに制約を歌詞、普段から思考や言動や行動を律している ■未来は恐れを知らぬ「楽観主義者」によって創造される ■物語は「仮説」を共有するためのツール。SFは小説やコミック、映画のストーリーで未来の世界を描き出し、「仮説」としての「現実のプロトタイピング」を行うための開発ツール2022/04/11

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