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出版社内容情報
就職難で苦労し、やるせない思いを抱く今の20代。その仕事問題のほか、恋愛、家族のこれからについて熱く語る、全く新しい人生本。
内容説明
就活、失敗したくないし、恋愛も結婚もしたいし…。自分の将来って、どうなるの?76年生まれの社会学者が、20代に向けて熱く語る、まったく新しい「生き方」ガイド。この社会の仕組みも、見えてくる。
目次
第1部 ドキドキの行方―消費から仕事へ(自己実現系ワーカホリックの起源;好きと仕事;第二ロスジェネの登場;派遣社員と正写真;二つの「純愛」;変化する合コン)
第2部 ○○年代の仕事論(サンドイッチ・ブルース;キツい仕事と「癒し」;息苦しい日本の職場―監視される労働)
第3部 これまでの家族/これからの家族(いまとは異なる家族の姿;家族の「原風景」;これからの家族)
著者等紹介
阿部真大[アベマサヒロ]
1976年岐阜県生まれ。東京大学大学院人文社会研究科を経て、甲南大学講師。労働社会学・家族社会学・社会調査論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nabebe
1
第1部では、仕事を趣味化してしまう「自己実現系ワーカホリック」への危惧を。塾講師とか分かりやすい例か。第2部では、新卒採用主義への警鐘。またフリーターから正社員になることの難しさへの嘆きを。それは正社員の心理的プレシャーにもつながる。第3部では介護と相続の関係について。この本を読んで感じたのは、日本は終身雇用、専業主婦ありきの社会構造が未だに続いていて、雇用のあり方や家族のあり方の変化に追いついていないということ。社会保障の仕組みからしてそうなのだけど、なかなか抜本的な改革は難しいし、さてどうしたものか。2020/12/29
笠
1
「働く」といっても色々な形があるのだなあと再認識。文系大学と理系大学では就活の方法は違うし自分は大丈夫だろうと達観していたけど根っこのところはそんなに変わらないのかもしれない。2013/02/15
倒錯委員長(歩く大都会)
0
前半の主に仕事について論ずる第一部第二部は、タイトルどおり大学1~2年生向きの内容で、それより上の読者にすれば少々かったるい。が、第三部から始まる家族の話、とくに遺産相続などに話が移ってくると、急にヘビーで「ウ゛ッ」となった。2012/06/08
苦虫
0
家族編より会社編の方が楽しいかな。といっても大体が自分が書いた本の要約な感じ。再チャレンジの制度よりも、上の階層を知らない人っているんじゃないかな。階層の再生産?でも誰かが勝てば誰かは負けるよね。 レディヘが出てきて大分胸アツ。聞こう。 この本を書く動機が『ソラニン』というのが!2012/04/27
yocoutad
0
表紙〇よしもとよしとも2011/06/28