内容説明
病院に入院を拒まれたり、治療を拒否される老人が急増している。老人や重症患者をとりまく環境はなぜ激変したのか。「健康でないかぎり淘汰されるいのち」の時代のはじまりなのか。
目次
第1章 老いをみる(母をみとって;あいまいな生死 ほか)
第2章 いま現場で(なぜこの人たちが在宅に?;ある投稿―重症患者の受け皿がない ほか)
第3章 死を誘う(殺し合う老人たち;ルビコンを渡る ほか)
終章 国民健康運動(健康が「国民の責務」になった;健康の政治 ほか)
著者等紹介
向井承子[ムカイショウコ]
1939年生れ。北海道大学法学部卒。北海道庁勤務後、婦人団体機関紙編集者などを経て、現在ノンフィクション・ライター。医療を中心としたテーマを執筆
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