今日のわたしは、だれ?―認知症とともに生きる

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480860903
  • NDC分類 936
  • Cコード C0047

出版社内容情報

日本で400万人と言われる認知症。その当事者は、何をどう感じているのか。診断後も、自立して生きていこうとする一人の女性が認知症者から見える世界を語る。

内容説明

日本全国で認知症の患者は400万人、若年性は10万人を超えるとされる。認知症になった当人は、何をどう感じているのだろう?彼らに世界はどう見えているのだろう?著者は58歳で若年性アルツハイマーの診断を受けた。しだいに失われていく記憶、ごく簡単な単語が出てこない、電話のかけ方が思い出せない、右折ができない、今いる場所がわからない―。見知ったはずの世界が、突如知らないものになる恐怖に怯えながらも、著者は残された理性と工夫で、病気を出し抜こうとする。自分のことを忘れてしまっても、新しい「私」を楽しませることはできるはずだ、と。発症から6年、著者はいまも毎日ブログとツイッターで日々を綴り、認知症当事者が経験している世界をありありと伝えてくれる。認知症とともに生きることの希望と意味を考えさせられる感動の手記。

目次

見覚えのない空白
右折できない
盗まれる記憶
職場でのカミングアウト
認知症仲間との出会い
調子がよくない日には
『アリスのままで』
さよならを言う覚悟
認知症とともに生きる
いたたまれなさと罪悪感
戸棚が消える…
無知ゆえの反応
認知症者の自立とは
面倒な乗客
「いま」を生きる

著者等紹介

ミッチェル,ウェンディ[ミッチェル,ウェンディ] [Mitchell,Wendy]
2014年7月、五八歳で若年性認知症と診断される。二〇年間勤めた国民保健サービス(NHS)の非臨床チームのリーダー職を辞め、以後、認知症という病について理解してもらうための啓蒙活動を続けている。現在、アルツハイマー協会のアンバサダーを務めている。英国ヨークシャー在住

宇丹貴代実[ウタンキヨミ]
1963年、広島県生まれ。上智大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

56
58歳で若年性アルツハイマーと診断された英国人女性の手記。著者は認知症と診断され、それまで普通にしていたことができなくなり、長年勤めていた職場も辞めることに。しかしそこからが著者のすごいところで、認知症の研究会や薬のモニターに参加したり、各地に出かけて講演したり、車が駄目ならと自転車に乗り、自宅の引っ越しまで自分でやってしまう。病気になってからの方がより精力的に人生を過ごしておられて非常に驚かされた。そのご苦労は並大抵ではないのだが、人に頼らず何でも自分でやろうとする強い気持ちにとても心打たれた。2020/07/15

ケニオミ

15
認知症になると一体どういう毎日を送ることになるのかがよく理解できました。親や自分を含め、誰にでもなる可能性がありますので、読むことをお勧めします。それにしても、忘れてしまう前にこれだけの文章をよく書き留めたものだと感心しました。2020/07/28

眠り王

8
認知症の性質上、当事者の生の声を聞ける機会は少ないのですが、この本では辛いことも楽しいことも包み隠さず書いていて、病気に対する理解が大変深まりました。 進行する病と闘いながら精力的な活動を続ける姿に胸を打たれます。 徐々に記憶を奪われ、自分が自分で無くなっていく恐怖と闘いながら、それでも認知症とともに生きる、と言える強さが眩しく、心から読んで良かったと思える一冊でした。2020/07/23

プクプク

7
若年性アルツハイマーの診断を受けた著者が、どのように考え、どんな風に世界がみえているのかを記している。はじめの頃の戸惑いなど、自分がこんなふうになったらどうすればいいのかと思いを重ねた。iPadにいろんなことを登録している工夫はナイスアイデアだ。初期のころは、突然転んだりするという。忘れてしまっても前向きに活動されているのが、素晴らしいと思った。2020/06/01

soran

5
若年性認知症を発症した作者が病とがっぷり向き合って生きる日々を綴る。記憶力は失われても思考力や感情は本人のものなのだ。作者は様々な工夫をこらし、自立した生活を続ける。老いるということは体の機能を手放していくということ、本書は認知症のみならず、老いそのものと向き合う姿勢を教えてくれる。かつての自分にあなたと呼びかけつつ有能なシングルマザーだった自分を振り返る挿入部分が胸に刺さる。それでも人はなお前を向いて、自分らしさを手放さずに生きていけるのだ。 2020/04/15

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