建築零年

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  • サイズ A5判/ページ数 293p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480860620
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

内容説明

建築における零の感触を追求する。建築なるものと建築ならざるものが交錯する不思議な時空にむけられた批評の軌跡。

目次

建築零年
白日の闇―ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオン考察
終わった後に始まること―ルイス・カーンの場合
ファシズムと建築―ジュゼッペ・テラーニの場合
パイミオの未確認飛行物体―アルヴァ・アアルトの「政治」
絶対現場1987
デッドラインの上のアヴァンギャルド
テクノニヒリズム
「フォリー4」のための覚書
神なきカテドラル―ミースのアメリカ時代
「空隙都市」東京
アンジェリコの建築と『最後の審判』
アクチュアル・ロマネスク
「バベルの図書館」取扱説明書
建築と静物画―シャルダンとモランディ
「物質」から遠く離れて
建築と映画をめぐる11の断章
山中貞雄の映画あるいは亡霊の空間
海と建築
映画の視線と建築の視角―ソクーロフの場合
「空地・空洞・空隙」論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kousue

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(本の)物質的にも内容的にも濃密だった。「建築だけが完全な闇をつくることができる」ことから(ベンヤミンの引用等と合わせて)映画と建築を結びつけ、「建築」を独自の思考によって再構築(再定義)している。二項対立をきらい、ある事象をより具体的に記述していく姿勢は、著者の文章(あるいは著者のプロジェクト「物質試行」)に非常によく表れていて好感を持った。いま、私の好きな建築家の1人に加わった。2013/02/20

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