内容説明
オカルトの源泉としての近代科学=技術。誘惑の科学、禁断のテクノロジー。
目次
マッドな、あまりにマッドな
ガイアナからガイアへ
ポップ・オカルティズムの帰結
マッドサイエンチストの城
われ、サイキックと名づける
エーテルの海へ
心霊劇場の夜は更けて
メスメリズムと啓蒙の逆説
怪物誕生
実験科学教授の時代〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q-Q
1
科学とオカルトの境界は曖昧なものか、実証できたものを科学と呼び、そうでないものは擬似科学、オカルト、はたまたインチキとのレッテルを貼られる、そして人類にとって役立つかどうかのみで重要度が決定するとしたら面白味に欠けるなあ、と勝手な感想。科学者が権力・出世を求めた事がマッドサイエンティストへの入口に立つ事というのはオウムが、そして大いなる敵の前ではモラルを軽視するのはマンハッタン計画の科学者が証明した。科学の発展が本当に生活を豊かにしているのか、本来持っていた大切なものを喪ってはいないだろうか、とか考える2010/10/13
いちはじめ
0
科学とオカルトの屈折した関係。科学を装う疑似科学やオカルトにはまってしまう科学者などはどういう理由によるものか論考。なかなか刺激的。2000/03/26