地霊を訪ねる―もうひとつの日本近代史

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地霊を訪ねる―もうひとつの日本近代史

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480858207
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本近代史の舞台を旅し、その土地に沁み込んだ、今は亡き人々が発する無音の声に耳を傾ける歴史エッセイ。日本をあらためて「知る」、その悦びに満ちた傑作紀行

内容説明

日本近代史の舞台となった土地を旅し、重層的な歴史について思索をめぐらせる歴史エッセイ。日本を「知る」、その悦びに満ちた傑作紀行。

目次

伊那谷から中山道へ出る
笛吹川から富士川沿いに身延山へ
米沢から福島市を通り半田銀山跡を歩く
津山から柵原鉱山、智頭宿をぬけて岩井温泉へ
福崎、養父を経て生野銀山へ
河北町から北の尾花沢を訪ね山寺へ
金銀の島、流謫の島、佐渡の霊気にふれる
阿仁・尾去沢・小坂から十和田湖に出て五所川原へ
協和町鉱山跡から院内を歩き、湯沢温泉郷で休む
日立から水戸、内原を通り袋田温泉へ〔ほか〕

著者等紹介

猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年生まれ。経済学者。京都大学経済学部卒業。米国マサチューセッツ工科大学大学院修了。大阪大学経済学部長を経て、大阪大学名誉教授。2002年より国際日本文化研究センター教授。2008年、同所長。2007年から2008年まで日本経済学会会長。2012年4月から16年3月まで青山学院大学特任教授。主な著書に、『経済思想』(岩波書店、サントリー学芸賞・日経・経済図書文化賞)、『自由と秩序』(中公叢書、読売・吉野作造賞)、『文芸にあらわれた日本の近代』(有斐閣、桑原武夫学芸賞)、『戦後世界経済史』(中公新書)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

102
歴史には様々な分野があるが、鉱業史は見落としがちだ。いつの時代いかなる権力者も、地下資源を利用して発展させねば没落は免れない。鉱山では多くの人が採鉱に従事して独自の文化が生まれたり、関わった政治家や商人絡みの事件が語り伝えられ、強制労働や事故で死傷者を出すなど日本史に思いがけない事情を刻んできた。しかし、そんな鉱山の軌跡も輸入品に負けて大半が閉山し、現地でも忘れかけられている。旅行のかたわら鉱山跡を訪ねる著者が語る諸話はほとんど知らなかったが、まさに埋もれた地霊を掘り起こす柳田國男的なドラマとなっている。2023/06/09

koji

13
敬愛する猪木武徳先生が、「世界は書物。旅をしない人は、1頁しか読んだことにならない」(アウグスティヌス)の言葉のもと、日本の鉱山を見て回る紀行集。表題の「地霊」は亡き人々の思いから発せられる無音の声。そこに耳を傾け日本の近代化を探る旅です。読破に7日かかりましたが、まだ読み足りません。今読み処を敢えて一つあげれば、歴史における暗記の大切さ、石巻尋常小学校の教員注意要項(手ぶらで教えよ、劣等生を愛せよ、言葉遣いを丁寧に、品格を保て)、偉大なる凡人斎藤實元宰相を描いた13章(登米、栗原、鶯沢)。名著。再読必至2023/07/09

takao

3
ふむ2023/03/20

onepei

3
各編もう少し紙幅がほしかった2023/02/26

tegi

2
感想を書くにあたって読み返してみると、途切れなく連想と知識が重ねられていく文章に力の抜けた凄みを感じる。その場所だけでなく、その場所からつながっていく日本の歴史全治が常に意識されている。日本の近代史に関心のある人であれば、国内旅行の際に該当地域の部分を読むと非常におもしろいと思う。

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